◇昨年4月からアクセス、わずか3000件 ◇発掘遺跡や出前授業、質問コーナー検討 広島市文化財団が昨年4月にインターネット上で広島の歴史を紹介する「ひろしまWEB博物館」(http://www.mogurin.or.jp/)を開設したものの、“訪問客”はこれまでわずか約3000件だけ。博物館建設計画を凍結している広島市の公営WEB博物館だが、旧石器~縄文、弥生時代の広島の歴史を概観する展示しかなく、一般的な魅力にかける。同財団はアクセス数を増やそうと、双方向というウェブの利点を生かす方針だ。 WEB博物館は、旧石器、縄文、弥生時代の土器などの展示物を回転させたり、解説動画を見ることができる。デザインもすっきりしていて見やすいが、予算の関係上、他の時代の“建設”までは手が回っていないためにアクセス数が伸びないのでは、と職員は悩む。 同財団は、WEB博物館のほか、小学校や公民館での出前授業や、