最初の頃、本屋さんへ営業にいくと、みな「さん」付けで呼ぶのにとまどった。 「紀伊国屋さん」「ジュンクさん」と他の本屋さんや版元さんをさん付けで呼ぶのだ。 大阪・肥後橋のcaloさんに行くと、ちょうちょぼっこはちょうちょさんと呼ばれていた。そして、ちょうちょの子たちと呼んでいた。 つまり、ちょうちょぼっこはちょうちょの子たち4人でやっている大阪・堀江の貸本屋さんということになる。 貸本喫茶 ちょうちょぼっこ ここで話はそれるけど、関西のアートシーンは女の人が動かしている気がします。とくに大阪は。 あれは2年前、ボブ(ミニコミについてのミニコミ、ちょうちょぼっこ編集)を片手に大阪の面白そうな書店をまわったら、ほとんど女の人がやっていた。 そこには共通の空気があって、(そのころの大阪の不景気な空気の中、お金になりそうな文化は東京に行く中、) お金はもうからなそうだが好きなことを信じてする、情熱を
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