三重県御浜町沖で昨年11月に座礁、横転し、解体作業中のフェリー「ありあけ」(全長170メートル、7910トン)は9日、荒波で崩れ、船尾を残して船体の3分の2が海中に沈んだ。 船体は4分割したうえで来月中旬までに撤去を終える予定だったが、作業は大幅に遅れる見通しとなった。崩落により、船内に残っていた積み荷も流出したとみられ、地元漁協などからは、環境の悪化や漁への影響を懸念する声が上がっている。 撤去作業を請け負っていた深田サルベージ建設(大阪市)などによると、ありあけは同日午後2時頃からの約1時間で、船首、中央部の順に海中へ崩れ落ちた。 船体は岩礁の上に載った状態で、周囲は水深十数メートル。船首内部の切断作業はほぼ終わっていたが、海が荒れた日が続き、外側からの作業に着手できない状態だった。今月初めには、船体中央のブリッジ部分が海中に沈むなどしており、解体作業により、強度が著しく低下していたと
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