IPv6アドレスの設定 ここまではIPv6を有効にしただけで自動設定されたリンクローカルアドレスで通信できた。このように IPv6のアドレスは自動設定で利用することが多いと思う。ユーザーはIPv4の時ほど 「自分のアドレスはいくつを利用しているか?」 を意識しないだろう。これはルータを超えるグローバルアドレスでも同様である。その仕組みについては現時点では述べない。詳しい本を読むこと。お勧めはオライリージャパンの「IPv6エッセンシャルズ」。 それでもサーバーなどのIPアドレスは、利用するユーザーに周知したいことだろう。そのときに自動設定されたアドレスより、任意にマニュアル設定したアドレス値を周知するのが現実的だ。そこで、今回はIPv6アドレスのマニュアル設定について述べる。 アドレス設定 IPv6アドレスの設定はIPv4アドレスと異なり、「ネットワーク」のプロパティからは行えない。現時点で
基本的にCentOS5.5ではデフォルトでIPv6が有効になっていることは以前説明しました。 しかし、デフォルトではあくまでもルータから広告されるRAを受け取って自動でアドレスを設定するようになっています。 今回はIPv6アドレスを固定で設定する方法です。 IPv6アドレスを固定するには/etc/sysconfig/network/と/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth*を編集します。 ■/etc/sysconfig/network/に追記する設定 NETWORKING_IPV6=yes ← IPv6を有効にする(必須) IPV6FORWARDING=no ← IPv6をフォワーディングするかどうかの設定。ルータとして利用しなければこの行を追加。 IPV6_AUTOCONF=no ← IPv6の自動設定を無効化する。これが
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<環境>CentOS4, CentOS5など IPv6が使えるようにしておくこと。 <アドレスの確認方法> Globalが2つ、Link Localが1つ設定されていることが分かる。 IPv6のループバックアドレスは、::1となっている。 $ /sbin/ifconfig -a eth0 Link encap:Ethernet HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx inet addr:192.168.10.100 Bcast:192.168.10.255 Mask:255.255.255.0 inet6 addr: fd36:xxxx:xxxx:0:222:1ff:fecd:1245/64 Scope:Global inet6 addr: 2001:db8::111:1ff:fecd:1245/64 Scope:Global inet6 addr: fe80::230:1ff:
ping6について。 ping6は基本的にpingと変わらないようだが、いくつかIPv6の仕組みに基づく注意点がある。とりあえず自分のインタフェースにping6してもうまくいかない。 $ /sbin/ip addr show bond0 | grep inet6 inet6 fe80::21c:c4ff:fedf:e0b0/64 scope link $ ping6 fe80::21c:c4ff:fedf:e0b0 connect: Invalid argument $ これは、ping6宛先がリンクローカルアドレスであるため、複数あるインタフェースのどれからパケットを送出すればよいか分からずエラーとなっている。リンクローカルアドレスは各リンクごとに自動的に割り振られるアドレスであるので、どのインタフェースにもリンクローカルアドレスとして上記のアドレスへ疎通の可能性がある。 リンクローカル
当ブログをご覧の皆様こんにちは。さくらインターネット研究所の大久保です。 前回のエントリでは、6to4の概要とFreeBSDサーバにおける6to4の設定について説明いたしました。 ▽ 6to4によるIPv6接続(FreeBSD編) https://research.sakura.ad.jp/2010/12/22/tunnel-6to4-freebsd/ 今回はLinux編ということで、CentOSとUbuntuを例に6to4の設定方法を解説いたします。 CentOSでの設定例ここでは、61.211.224.121のIPv4アドレスが設定されたCentOS5.5の環境で説明を行います。OSのバージョンは多少の違いがあっても問題ないはずです。設定自体は以下のように2つのファイルを編集して再起動するだけです。 /etc/sysconfig/network の編集 # vi /etc/syscon
NTTのIPv6閉域網におけるフォールバック問題の解説です。 同問題に対する正式な名称があるわけではありませんが、ここでは「NTT IPv6閉域網フォールバック問題」と表現しています。 当初、NTT NGN IPv6マルチプレフィックス問題の解説から書き始めていたのですが、色々考えているうちにNTT NGN IPv6マルチプレフィックス問題とNTT IPv6閉域網フォールバック問題に関してゴチャゴチャな文章になってしまったので、切り分けるためにあえてIPv6閉域網フォールバック問題だけにフォーカスした文章にしました。 個人的な感想として、背景となる環境等を考えるとNTT NGNがIPv6を利用して実装されていることそのものに関して「設計が悪い」とは思ってません。 また、NTT IPv6閉域網に関連する各種問題はNTT NGNに限った話ではなく、NTT NGNではないBフレッツ等でも発生する
JPNIC IPアドレス検討委員会メンバー NTT情報流通プラットフォーム研究所●藤崎智宏 本章では、IPv6アドレスに関する動向のうち、企業や家庭でIPv6アドレスを利用する際に有用かつ必要なIPv6のローカルアドレス、及び安定したインターネット接続に必要なマルチホーム技術に関連する動向について紹介します。 1. ユニークローカルIPv6ユニキャストアドレス(Unique Local IPv6 Unicast Address/ULA)の動向 IPv6アドレスにおいては従来、IPv4アドレスにおけるプライベートアドレスとほぼ同等に、各サイトで自由に利用できる、IPv6サイトローカルアドレスが定義されていました。しかしながら、このサイトローカルアドレスは運用上、現在IPv4のプライベートアドレスでも問題になっているいくつかの問題をそのまま引きずっていることが問題になりました。例えば、ネットワ
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グローバルユニキャストアドレス最初の3ビットが「001」ではじまるアドレスが、グローバルユニキャストアドレスとして定義されています。グローバルユニキャストアドレスのレンジは、「2000::/3」と表記することもできます。図で表すと次のようになります。 図 グローバルユニキャストアドレス このアドレス範囲の中でさらに次のように用途が決められています。 2001::/16-IPv6インターネット2002::/16-6to4移行メカニズム2003::/16~3ffd::/16-未割り当て3ffe::/16-6bone通常は、IPv6を利用してネットワークを設計、構築するときには2001::/16のアドレス範囲からアドレッシングをすることになります。IPv6インターネットの接続サービスを契約すると、ISPから48ビット分のグローバルルーティングプレフィックスを割り当てられます。 6to4は、IPv
第16回新データセンターの内部をまるごとIPv6化 ─サイバーエージェントに聞く あきみち 2013-10-31
IPv6” ” NTT IPv6” ” • IPv6 • IPv6 • • “IPv6 ” IPv6 • IPv4 • • • • • IPv6 IPv6 • IPv6 • • IPv6 / • IPv6 • IPv6 IPv6 : IPv6 • 128 • IPv4 IPv6 = • 340 = 1036 • IPv6 • IPv4 IPv6 128 32 IPv4 : IPv6 • 64bit LAN • • Point-to-Point /64 • /48 /56 • RIR /32 • 15 IPv4 /8 ID ID 64 64 128 : IPv6 • (2000::/3) • (fec0::/10) • (fe80::/10) ⼀一⼀一 ⽤用 X : IPv6 • • • • ( ) • ULA(Unique Local IPv6 Unicast Address) • Glo
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