Tomcat などを使う理由として、最大のものは当然「セッションがあるから」である。が、ホントは「セッション」なぞHTTPにはないのである。HTTPはいわゆる「ステートレス」なプロトコルであり、「一度接続してレスポンスを返したらそれで終わり」な動作をするものである。前のアクセスと後のアクセスとは、本質的には何の関係もない...これがHTTPなのである。 しかしこれでは「Webアプリ」は困る。アクセスの正当性をチェックするために「パスワード認証」をしたアクセスと、「正当なユーザが正当な操作をする」アクセスとが、何らかのかたちで結びついてくれないと困るわけだ。だから「強引に前と後のアクセスを結びつける」機能をアプリケーションサーバは提供しており、これが「セッション」なのである。 じゃあ、強引に結び付けるための「糊」はなんだろう。この「糊」はやはりHTTPで利用可能で、一連のアクセスで同じ内容が