米Amazon.comは電子ブックリーダー「Kindle」の出荷台数を明らかにしていないが、CitigroupのアナリストがSprintとの契約などから推測したところでは2008年の出荷台数は約50万台だ。この評価が分かれるところで、過去の電子ブックに比べたら間違いなく大成功だが、電子ブックを広く一般にも普及させる製品としては物足りない。実際シリコンバレーに住んでいても、カフェなどでKindleを開いている人を見かけたのは数回だ。Kindleを買った人の感想というと、ここを改善してもらいたいというような要望ばかりが目立つ (ちなみに私はSony Readerのオーナーなので、Kindleには手を出していない)。それなのに9日に行われた「Kindle 2」発表は大いに注目されていたから不思議である。 つまりユーザーを含めて電子ブックへの関心は高く、それを現実に変えるような存在としてKindl