ブックマーク / akouroushix.hatenablog.jp (35)

  • お山は逃げんでのう、惑うのは人間ばかりじゃ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    ここ福山は瀬戸内海の真ん中辺り、大阪と九州方面から満ちの潮がぶつかるところで、これが引きの潮とも成りますと正反対にそれぞれの方向に逆戻りするのですから、ここはまさに真ん中近辺なのでございます。 この真ん中近辺といいますのは案外厄介なもので、海水の循環が上手くありません。 つまり暖かな海水があまり入ってこないのですから、海水温が上がらない。それに連れて魚の活性も上がらないと成るのですから、釣り師は頭を抱えることとなるのです。 魚のいが悪い季節の釣り師はさぞかし陸に上がった河童だろうと思われるのでしょうが、これがどうしてこと釣りに関してはめげるものではございません。 ある者は道具の手入れや仕掛けの算段、ある者は不足のものなどの準備などと忙しく立ち回るものでございます。余った時間など不足の無いところで新しい着想で釣りを企てる者など、あらぬところに顔を出したり、怪しげな占いを読みふけったりと

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    kyu_com 2017/02/18
  • 木俣さんの釣場の弁当 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り師の朝は早いと言うのは相場が決まっております。 世の中ではそんなに役にも立たぬのが年甲斐も無いところで浮かれているんだろうと、お思いの向きもあるところ、確かに浮かれていないとははっきり言えない所が情けない有様なのですが・・・ 魚を釣ります時、「朝まずめ・夕まずめ」などと朝晩魚が良く釣れる時間帯が有るところで、釣り師はこれを狙うと言う事も有り、朝早くから朝駆けするのでもございます。 今は24時間営業の店などふんだんに有って不都合は無いのですが、昔は朝早く弁当などを売るところが御座いませんでした。 前の晩 昼に使う弁当と、なにぶん腹が減っては戦が出来ぬ、朝に腹に入れるものを段取りいたします。 どの釣り師も一緒で御座います、弁当を造ってもらえるのはほんの最初だけ、後はあきれ返られてどこかの弁当屋さんかお店でそれなりのものをそろえる、とまあこのように成るのです。 奥方様におかれましては「やっち

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    kyu_com 2017/02/15
    お弁当にも人間ドラマがあるんですね。ちょっとグッと来ましたよ。
  • 釣りをじゃま立てする「三匹の爺」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    日常と申しますのは、有る物が有るところに収まって波風が立たぬことをいうのでありまして、これに何かが無くなったとか突然何かが現れたりいたしますと、風雲急を告げたところで違和感に世間が騒ぐので御座います。 冬場の手慰みに竹竿を作ろうと手下共と伐り出した竹を乾燥させるために、束ねたところで林立させます。寒風に程よく晒すのが具合のいいところで、頭などはもうすっかり完成したところで回っておりますので、製作途中を省く誠に都合のいいところで心地よくなっております。 自分勝手に心持ちの良いところで油断の一つもしておりますと、この林立した竹が波風を立てることとなって参りますので用心しなければなりません。 日常の中に竹の束を立てられた町内の衆、ばあさんは背中を搔く孫の手を止め、野生のはあくびをやめ、あれは何ぞやとすぐに成るのですから余程暇なのか好奇心が旺盛なのか、竹の顛末を早速探りに参ります。 好奇心は有れ

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    kyu_com 2017/02/06
  • 「侘助」の釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    「寒椿」と言うのは白い雪の中で凛としたたたずまいが健気で、好きな花の一つだ。 どうした訳か子供の頃寒い中でも清楚というよりも存在感の有るその花の前まで行くと、がさつな身でも思わず足を止めて見入るぐらいの力は持ち合わせているので、それは不思議な気を引く花で御座いました。 年端の行かぬ時分でそうであったので、その頃刷り込まれた鮮やかな印象は大人になっても消えるものではなく、賢覧豪華な花や清楚な花など数あるところですが、何が好きかといわれれば、やはりおろそかにできない位置に寒椿を持ってくるのですから、明らかな根拠は無いのですがやはり好きな、人の気を引く花いうことになって参ります。 「ミタ」さんという人が有って五十と呼ぶにはちと可哀想なのですが、頭は白髪が容赦なく目立ってこちらは余り可哀想で無いところで足蹴く釣場に通う、これは釣り師で御座います。 ミタさんというのは親愛の情を込めた愛称で、名は御

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    kyu_com 2017/02/03
    なんとも切ない話ですね。
  • もう勘弁してやってはどうかい! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    さてお立会い、何の変哲もない一枚の写真此れがどうしたと怪訝な顔をされるところですが、此れがどうこうするのですから世の中退屈はしないように出来ておるところで御座います。 さてこの車、何処にでも転がっていそうな古い物ですが、これがそんじょそこらにある古いものと一緒にされたのではかなわない、何しろ丁度50年目を迎えたところで大往生、ここ20年来夏には強力な暖房がよく効いて、冬には凍死体の製造機などとも呼ばれる冷房がこれまた容赦なく効くという、誠に不都合を絵に描いたような代物なのです。 そうあの携帯電話をたびたび海中に落とした高下君の車です。サニーの50年前式という代物で、この度あえなくご臨終と相成った次第、これを評して「JAFいじめ」の究極のお手とも言う人があって、これまでたびたびご厄介になったところだが、高下君にいたってはエンジン乗せ替でまだ鞭打つらしい。 「まだまだこれからですよ・・・」

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    kyu_com 2017/01/31
    男にとって車とはエンジンと言う名の心臓とオイルと言う名の血が流れている言わば相棒であり親友なんですよねぇ。
  • 猫寄せの久良やんはかく語りき! 墓暴きの顛末と言い訳 (2) - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    (後編)日史が変わる!飛鳥時代の吉備の中枢は福山(猪ノ子古墳・吉備国守墓説)。 考古学の権威であった岡山大学の故近藤義郎名誉教授が、新市町の尾市古墳を見学されたとき「おかしい・・・」と言われたことを、案内した知人に聞きました。 福山北部地域の「列島に例を見ない後期・終末期の古墳集積」に対しては、専門家は「おかしい」「異常」「わからない」と言うばかりで、今日まで「あいまいのままでよし」としてきました。このおかしな通説(常識)」の主因は、「吉備の中枢は、岡山県総社市周辺である、なければならない」とする、学者・研究者自らの呪縛によるものではなかったのか?と思うのは、私一人のみでございましょうか? この「おかしい・異常な状態」は「福山北部に吉備中枢があった」とすれば、「なるほど」「当然」「なんだ!」になるという訳です。この新説の「ベッピンさん」には、何の落度もありません。これはとてもシンプルな現

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    kyu_com 2017/01/28
  • 感想文・反省文に起請文、懺悔せよと釣り師に迫ったのだが! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    寒さも厳しくなったところで釣場も閑散といたします。釣り師などといいますのは粋がって釣り場に赴く者と、だんまりを決め込んでもっぱら頃合を計り気候がよくなるのをひたすら待つという奴に分かれて参ります。 どちらも今釣るか後ほど釣るかの違いで御座いまして釣り師はやはり釣る事しか考えておりません。 さても積み重なったものなり、先日ブログの記事数が250記事を越えておりました。 釣場のあれこれ、戯言ばかりでお笑いいただいたところですが、最近ではあの事は書いたか書かなかったか、とんと定かではありません。 ここは一番、全部読み返して生き恥ををさらえる事をしなければどうにも具合が悪い。 それには少々時間稼ぎをしなければいけないのだが、何か良い手は無いかと思い巡らすうちに・・・・あった! 「なあ高下君、恥ずかしき事の数々ブログで晒されたところだ、どうだね感想文・反省文の一つも書いて人生やり直したらどうだい」

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    kyu_com 2017/01/22
    村上さん…(´;ω;`)ウッ
  • 「といち」 じゃあないよ 「まばたきいち」だよ前川くん! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世の中には誠に奇妙奇天烈、その上複雑怪奇なことが有りますもので、よほど注意を払わねば、けつの毛まで抜かれる羽目となって参ります。 先日もなにやら耳障りのいい事を申しますので携帯屋に出向いて参りますと、ああだこうだと能書きに責任回避の言い訳をまぶして、挙句巧妙に小銭を巻き上げる算段を凝らしているのですからいけません。 やたら複雑な仕掛けを親切で覆い隠しているのですから、油断した日にはあっという間の丸裸、とても米の飯にはありつけなくなります。 世の中は様々な決まり事や掟でがんじがらめのところ、おおよその常識の範疇に入っておりまして、何の疑いもなく日常は過ぎて参ります。 ところが中には驚くような約束事が有りまして、普通の生活をしておりましたら一生お目にかからぬ生き馬の目を抜くようなやつが潜んでおるものなのです。 「浪士さん針を一分けてくれん、忘れて予備が無いんじゃ」 「おお、二でも三でも得

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    kyu_com 2017/01/13
    カラスが鳴くたびは聞いた事有りますが瞬き1は初めて聞きましたw怖すぎるwww
  • 「庄屋の娘もゆうてみにゃあわからん」それで駄目なら「二度三度」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    寒い時期と成りますと魚の活性は落ちてきます。ただこの季節をここぞとばかりに動き回る魚もありますから、釣り師は退屈いたしません。 寒いということに成りますといきおい人間の活性も落ちる事と成りまして、釣り人の数も減って参ります。 この時期は余程の好き者か、世間知らずの下手糞の登場と成るわけで御座いまして、前回に続いてまた下手糞が現れる事と成って、世間様のひそやかな笑いを誘うのです。 「石川や浜の真砂は尽来るとも世に盗人の種は尽くまじ」と かの石川五右衛門先輩が仰るところですが、種が尽きないのは盗人ばかりでは御座いませんで、ひとつ釣り師も例外では御座いません。 水の中の魚を得たいと願うのは大古から人間思うところは同じで、苦心惨憺あの手この手を編み出しては翻弄されて参ります。 なにしろ此れで絶対釣れるという最終兵器はいまだ持ち合わせていないのですから、新手の挑戦者は無尽蔵に湧き出て参ります。寄る年

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    kyu_com 2017/01/10
  • 「あんたの子供は隣の畳屋の親父に似ていないか?」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    どちら様も初春のお喜びを申し上げるところです。 随分と遅い間の抜けた挨拶ということで御座いますが、ほとんど哀れな置かれようの釣り師で御座いますから、哀れな野朗の精一杯の気の効いた挨拶などとお笑いいただければ、事は波風の立たぬところと成って参ります。 釣り師の正月などといいますのは、喰って飲んで寝て釣るという面白くもなんともない事の繰り返しなのですが、当の人はこれさえ邪魔立てされなければ至って機嫌がよいのですから、かなり単純に出来ております。 さてここは穏やかな日和の新春の釣場と言う事で御座いまして、いつもの年季の入って少しばかりくたびれの出た釣り師に混ざって、何度か顔を見せた事のある大層下手糞な青年も混じっております。 青年は何を商っておるのでしょうか営業職だと申します。 優男とはこのことで御座いまして、細いからだで釣り道具がどう見ても重そうに身体にまとわりついております。つまり非常に均

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    kyu_com 2017/01/08
    売り物を売るには売る人を売り込まないと…なるほど勉強になります。
  • 自動車時計博物館の館長とタコ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    どうした弾みである事か、おのおの方それぞれ趣向などある事で御座いまして、好みの程も違ってくるので御座います。 好みなどと申しますのは、自分が好きだから相手も好きだろうと思い込みましても擦れ違うだけですから、交わりません。 それが分かりましても、何でこれがいいのかと成って参りますから、他人様の好みなど怪訝な顔つきで眺める事となるので御座います。 福山時計自動車博物館と言うのがありまして、字面通り古い時計や車を展示しております。博物館などと申しますのは役目を終わって今は希少なものと成った、いわば死骸を展示するようなもので御座いまして、その道が大層お好きな方にとっては正に 宝の山、垂唾物と言う事になるのですが興味を持たぬものにとっては、ただのガラクタ最終集積地で何の感慨もございません。 この博物館の館長に能宗さんと言う大家さんが有って、大家さんと言いますのも10棟ばかりのマンションに600世帯だ

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    kyu_com 2016/12/26
  • 福山に御出での節は 郷土料理「うずみ寿司」 を是非にも食していただきたいものです。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    全国それは広いもので御座いまして、所々におきまして上手い酒だの名物だのと言うのが御座います。 どちらのお兄さんお姉さんも自慢なさるところで、これが無いなどといいますのはそれこそ無いので御座いまして、なさそうなところでは無理にでもでっち上げて繕っておるところで御座います。 なかには美人の産地などといいますものもあるところで、じゃあ全て美人なのかと言いますと、なかには個性的な方もいらっしゃるようでして、なかなか触書どおりには参りません。 地方の色を濃く表しているものの中に「郷土の料理」と言うものが御座います。 どちらもその土地で取れたものを時間をかけて工夫進化させておりますから、地方色をこれ程表したものもありません。 旅行などに参りましても、こちらでは手に入らぬ材を使った郷土料理などが出てまいりますと、それは余計に旅趣が増すというもので御座いまして、乙な気分になってつまんで参ります。 当

    福山に御出での節は 郷土料理「うずみ寿司」 を是非にも食していただきたいものです。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
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    kyu_com 2016/12/23
    福山に行った時こんな美味そーなの食べなかったです(´⊙ω⊙`)
  • 細工用の竹を算段しに参りました。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    暫く更新を休んだところですが、体調などの事ではなくこの冬仕込む竹などを算段しに藪に籠もっておりました。 竹などは活性の高い時は勢良く水分を吸い上げるものでして、寒くなりますとこの量が少なくなって参ります。 この頃合で竹は切るものでして、虫など付かないこの時節が実に都合のよろしい事と成って参ります。 竹を切ると申しましてもそこはおのおの個性の出るところで、後先考えずにとりあえずなぎ倒すのから、余分目にひたすら長く切り出すもの、はたまた人の切り出した竹に目移りがしてくれくれと「物貰い」に徹する者など、頭の数だけ切り方が違うのですから面白う御座います。 労働者階級の森川君など切り口の竹の皮がめくれ上がっておりまして、これでは弱い上に先々細工するのに不都合な切り方と成っております。 黙って好きにさせるのですが、この先痛い目に合ったところで切り方を注意しておればと思い当たるのは必定なのです。 まあ、

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    kyu_com 2016/12/20
  • 墓暴きの久良さんは 「このブログは新手のプロレタリア文学の匂いがする」と言うのだ! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    のっけから墓を暴くなどと、およそ世間様では怪訝な顔つきでみられる、それこそ神をも恐れぬ、その上天に唾する傍若無人な事で御座いまして、これに手を付ける者などといいますのは、いかに好き物といえどもめったに出会えるものでは御座いません。 久良さんは長くデザイン関係に携わった人で、こちら福山では結構知る人が多い。 広告代理店を経営して、早くからタウン誌を発行するなど社会の先取りをしたし、行政に働きかけて福山を「ばらの街」にしようと企てたのも彼の仕業という事になる。 中肉中背でやや小柄な彼は片方の肺がない。癌で摘出したのでいまは文字通りの片肺飛行ということである。 この久良さんがひょんなことから「墓暴き」と言う趣味に取り付かれてまいりまして、「また途方もない事をはなえて」と世間を姦しくするので御座います。 墓を暴くのにはそれなりの理由が合った事で、病後生まれ育ったところに引き込みます。何やかやで目出

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    kyu_com 2016/12/14
    プロレ…良くはわかりませんが、このブログを読んでると僕も江戸の町人になった気分になれます。
  • さすらいの忠兵衛 波止場の巡回 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    どの世界にも「主」と呼ばれる、下手をすると化け物に近い評価をされるものが有るところで御座います。 まあ大概が場を仕切る、その場の親分扱いと言う事で御座いまして、何事もこの人の顔色を卑屈に伺うと言う事で折り合いの付くところで御座います。 今のところ太平洋の主が第七艦隊ならば中国の主が習さん、ロシアの主はプーさんと、収まりのついているところで、おうちの主は山の神、会社の主は社長さん、波止場の主は「さすらいの忠兵衛」という事になるので御座います。 この主といいますのは時として変わって参るものでして、トランプだかスランプだかの、新参者も現れるのですから周囲にはよほど注意を払わねば成らぬところです。主もおちおちと胡坐ばかり搔いている訳には参りません。中には占い師の後ろ盾がある主もあるのですから、余程主と言うのも様々あることです。 いつの頃からか皆のはっきりした記憶は無いところだが、釣り師を運ぶ渡船場

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    kyu_com 2016/12/08
    親分のお写真が残念です・・・
  • 釣り師は短気でないと勤まらないのか - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世に定説と言うものが御座います、それぞれ納得して従っております。 釣り師といいますと、短気であると言うのは通り相場と成っておりますところで、定説まがいで際物扱いされるところで御座います。 さて短気などと言いますのはかなり気ぜわしく思われるのですが、ところがどうして辛抱強く粘る短気などと言うのも有るのですから世の中様々なのです。 一般に短気などと言いますのは、「ええい面どくせぇ買え買え」などと申しまして金を払ったはいいが「はて!何を買うんだ・・?」などと思われるのですが、これはただの粗忽と言いますもので、短気とは兄弟分であっても兄弟ではないのです。 気が短くてつい手が出るのも短気な奴の仕業と思われておりまして、中にはとにかく殴っておいて「はてなんで殴ったのか・・?」などと気の早いのも御座います。 これなどただの乱暴者・粗暴と呼ばれるもので、とても短気の親戚筋ではありません。 近江さんはかなり

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    kyu_com 2016/12/05
    釣りをするのは短気な人の方が良いと昔から言われてますが…
  • 君さんは今日もめげずに自転車をこいでいる - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    しばらく見ぬうちに思わぬ変化をしていると言う事は世の中に数あるものでございまして、よその子などこれはよっぽど引っ張り上げたに違いないと思わせるほど背が伸びたりしていて変貌を遂げておりますから、一寸の油断が大きな驚愕につながって参ります。 色の白い君さんは人より一寸立派な巨体を自転車に乗せてゆらりゆらりと現れて参ります。 サーカスの白熊が自転車乗りの芸をしているかのごとくですから、どこやらの国で作った安手の自転車などは気の毒なもので、何もあそこまで自転車いじめることもなかろうにと同情を買う始末と成っております。 君「浪士さんよう・どがなんかな」 浪「ほいきた、今日も自転車苛めに精が出るのお・ちったあ加減しちゃらんと自転 車の親が我が子が不憫じゃと泣いとるで」 浪「世間の宛がい扶持の冷や飯に漬けもんで青息よ・・君さんはどうな?」 君「そりゃぁあんたの努力が足らん、わしは朝新聞配って、ついでに

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    kyu_com 2016/11/29
    足でカレイを獲る方法を詳しく知りたいところです!
  • 魚を釣ったんですが・・・私はどうしたらいいのでしょう! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    すっかり冬の様相が街中にも山にも海にも充満している事でして、釣り師も着込んでまるで雪ダルマがすすで汚れたような格好に成るので御座います。 お世辞にも見られたものでは御座いませんで、何処に出しても恥ずかしい格好といいますのは、やはり海上に隔離するのが落とし所となって参ります。 この季節の釣り物といいますのは、この辺りではメバルが中心になって参りまして、それぞれ満を辞した専門の釣り師が、はやる気持ちを押し隠してさも平然と振舞って参るのですから、心根が分かるだけにどこか可愛いのです。 釣る魚によって姿かたちから動作所作が違って参りますから、メバル狙いの集団など押し寄せる事となりますとそれはかなり躍動感が漂って参ります。 「メバルは足で釣れ」などと申しまして、群れで移動して条件によっては海底から海面近くまで生息するのですから、それは浅ましく動き回って釣らねば成らぬ事です。 立神さんという人が有って

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    kyu_com 2016/11/26
    なかなかバレずに趣味に没頭するのも難しいものですねw
  • 神様・・上納金は付けにしてくれまいか・・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    秋たけなわとなって、あちこち催し物の多い事となって参ります。 なんといいましても祭りということで御座いまして、どちら様も浮き足立ったところで賑わって参ります。 最近の祭りといいますのは、いたって健康的で参加するよりも端から眺めると言うのが多いところで御座います。 地方の零細弱小の祭りと成りますと、神輿はトラックに乗り、どこか投げやりで表面をなぞるだけと言うのが多く御座います。 祭り然としたのは有名どころだけということで御座いますが、こちらとて来ある匂い立つ狂気などと言いますのはとっくに牙を抜かれておりまして、実に健康的でたおやかと言う事で御座います。 「浪士さん今年も縄ぁ張っつかい・・!」 こういって縄の束を持ってきたのは祭りの役員さんで、今年も神様の縄張りを善男善女に再確認させようと、神様の魂胆で手下に縄を張らせて参ります。 「事務所周りだけでええんじゃな・・ところでつかぬ事を聞くがこ

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    kyu_com 2016/10/26
  • 男はつらいよ  泣きの涙で買うものもある - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    秋とも成りますと、釣り師は大層忙しいもので御座いまして、魚の勢いなど出てまいるのですから、これをほっておく手は御座いません。 釣り師などと申しますのはどれもこれも都合よくばかり考える事で、頭の中は早大漁、そう易々とは行かぬ現実には目もくれぬところで準備などにいそしむのですから、話は少々間の抜けたところと成って参ります。 気の早いのに成りますと、準備をしながら釣った魚をどうしてうかなどと考えるのもある事で、世の中そう思惑どうりには参らぬ事ぐらい分かりそうなものですが、能天気を絵に描いたようになって浮かれてまいるのです。 この時期は人の出入りがやたら忙しく成る物で御座いまして、情報収集に訪れるものや、世間話の合間にこちらの手の内を探ってあわよくば新手の技術など盗もうなどと企むのも有って、油断も隙も有ったものでは御座いません。 中には自分の情報や手の内は隠したところで、こちらの様子だけを探ろう

    男はつらいよ  泣きの涙で買うものもある - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
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    kyu_com 2016/10/23
    便利さに飼いならされてますwしかし高下君も不幸ですねw豪雨でスマホを水没とかなかなか無いですね(笑)