これまで2回に渡って、おしゃれに敏感な20代の女性に人気のスマートフォン(スマホ)向けアプリケーション・ソフトウエア(アプリ)「iQON」の開発プロセスを分析してきました。VASILY(東京・渋谷区)というベンチャー企業が開発・運営する女性をよりオシャレにするアプリです。ユーザーがスマホの画面上で洋服やアクセサリーのコーディネートを作成し、投稿できる機能が人気を呼んでいます。 その分析から見えてきたヒットの要諦は、四つありました。 その1: 目先の収益確保に捉われず、リスク覚悟でコンセプトの実現に邁進せよ! その2: 顧客や市場のターゲットを変えることを恐れるべからず! その3: 技術者自らがユーザーに会って、必要な機能か見極めるべし! その4: 合い言葉は「なぜ、なぜ、なぜ」、開発前に徹底的に議論せよ! 今回はiQONを支えるVASILYの開発陣トップであるCTO(最高技術責任者)の今村