福岡市の九州大学病院は14日、記者会見し、民主党の松本龍・前復興担当相(60)=福岡1区選出=が同病院に入院していることを明らかにした。「気分障害という状態で、軽度の躁(そう)状態が認められる」としている。投薬などの治療を行っており、快方に向かっているという。退院時期は未定。 同病院によると、松本氏が入院したのは今月11日。6月初めごろから不眠、疲労感、高揚感などの自覚症状があったと言い、「震災対策で消耗し、気分障害が誘発された可能性がある」としている。 松本氏は6月27日に復興相に就任。岩手、宮城両県を訪問した際、「知恵を出さないところは助けない」などと発言して批判を浴び、7月5日に引責辞任した。【林田雅浩】