7月から新作アニメが次々にスタートをしていますが、前クールのアニメを振り返って感想エントリを一本。ピックアップをしたいのは「僕らはみんな河合荘」。全話を視聴してのエモーションは、一言で言って非常に素晴らしいアニメだったな、と。 "ぼっち"の律を筆頭に、"変わり者""変人"と呼ばれるタイプのキャラクターが次々に登場をするコメディ作品。そこに、主人公である宇佐君と律っちゃんの縮まりそうでなかなか縮まらない…くっつきそうでくっつかない恋の行方を絶妙な距離感で描くラブストーリーを絡める、笑いと純愛のバランスの良さが印象的な作品でした。 そんなこんなで、今回のエントリでは「僕らはみんな河合荘」のまつわるアレやコレやを。 ■「河合荘」が描く"他者に合わせる"という描写「僕らはみんな河合荘」を観ていて一番心に残ったのが、そのキャラクターの描き方。「河合荘」には、変わり者の登場人物たちが次から次に出てきま