この写真はリオデジャネイロ五輪の大会12日目、8月17日に開催された水球予選リーグのオーストラリア対ブラジル戦の模様。オーストラリア・チームのジェマ・ビーズワース選手が、水中で抑え込まれている様子をよく捉えた写真だ。 「水球は、水面よりも水中での動きの方が活発であることは、皆さんもよくご存じでしょう。アダムは世界に2台しかない水中ロボットカメラでこの対戦を撮影しました。私たちが開発したこのカメラは、世界に2台しかありません。この機材を有効に活用することで、水中での動きをリアルタイムで追うことができるのです」 「この写真は、観戦者からは見ることのできない“水球の意外な側面”を映し出しています。同時に、左右対称になった選手たちの脚も同じ写真に収めたため、とてもシュールな雰囲気を醸し出す作品に仕上がっているんです」 たしかにこの写真を観ると、沈められたビーズワース選手の闘志あふれる表情に目も心も