前編に関する記事で、私は次のような考察をしました。 リズは希美、青い鳥はみぞれのことを指していて、希美はみぞれの幸せを願って、彼女を音楽の世界へと羽ばたかせようとしているのではないでしょうか?希美が音大に進学すると発言したのは、のぞみに音大進学を決心させるためなのではないでしょうか? 後編を読んでみると、この考察はあながち間違ったものではなかったように感じました。 しかし、私が考えていたよりもずっと希美がみぞれに抱いていた感情は得体の知れないものだったんですよね。 そこまではさすがに読み取り切れませんでした。 前編のエピローグで、みぞれが新山先生に音大を紹介されたことを希美に告げるシーンがありました。 その音大というのは新山先生や瀧先生が通っていた非常にレベルの高い音大だったわけです。そしてそれを聞いた、希美は少し動揺したそぶりを見せ、その後に自分はこの音大に進学するとみぞれに告げました。