ネットワークスイッチは今、二つの意味で「サーバー化」が進んでいる。第一に、ネットワークスイッチの業界構造がサーバーと同じになり、「ホワイトボックス」の台頭や「OSのLinux化」が進んでいる。第二に、ネットワークスイッチで業務アプリケーションを稼働させるという、文字通りの「サーバー化」が進んでいるのだ。 第一のサーバー化は、ネットワークスイッチの「ダウンサイジング化」とも言うべき動きである。サーバーの世界では1990年代以降、高価なメインフレームが安価でオープンな「PCサーバー」によって駆逐された。それと同じことが、ネットワークスイッチの世界でも始まっており、業界標準部品で構成された「ホワイトボックススイッチ」が台頭しているほか、「ネットワークOS」として「Linux」が普及し始めている(ITpro特集「ネットワークにダウンサイジングの波」を参照)。 第二のサーバー化は、ネットワークスイッ
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