韓国Samsung Electronicsは5月13日、セルラー方式通信向けKa帯のミリ波を使い、世界初のアダプティブアレイアンテナでの無線転送技術の開発に成功したと発表した。この新技術は第5世代(5G)のモバイルコミュニケーションシステムによるもので、現行4G(LTE)ネットワークの数百倍の速度でのデータ転送が可能だという。 送受信実験では64本のアンテナを設置することで、最長2キロの1Gbpsでの転送に成功したという。同社はこの技術を2020年までに商用化する計画だ。 同社によると、この技術が実用化されれば、高精細のデジタル映画を事実上無制限に送受信できるようになるという。 関連記事 ドコモ、屋外移動通信で上り約10Gbpsのパケット信号伝送に成功 NTTドコモと東京工業大学が2012年12月11日に実施した実験で、世界で初めて屋外移動通信環境下で上り最大約10Gbpsのパケット信号伝
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