小林製薬(大阪市)の「 紅麹(べにこうじ) 」成分入りサプリメントを摂取した人に健康被害が確認された問題で、同社製の紅麹を原料に使った各地の食品メーカーなどが、商品の自主回収や顧客への説明に追われている。原料の流通先は3万社を超えるとの推計もある。事業者に憤りと困惑が広がっている。 紅麹関連製品の自主回収を受け、記者会見で頭を下げる小林製薬の小林章浩社長(手前から2人目)(3月22日、大阪市中央区で)=金沢修撮影 「突然、『危険性がある』と言われて驚いた。主力商品を失い、経営へのダメージは小さくない」。ソーセージやベーコンを製造・販売する「薫製倶楽部」(岡山県早島町)の森雅昭社長は、そう言ってため息をついた。 子どもにおいしいソーセージを届けたいと、化学的な添加物を使わない商品を開発してきた。自然な色合いや風味がよい紅麹を取り入れており、2016年から小林製薬の紅麹を使う。狙いは当たり、月
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