【航空相撲殺人事件】 航空相撲は装備するジェットパックの本数に応じた階級分けが行われており、上限2本で低推力の夏場所は軽量級力士に、名古屋場所は5本で重量級力士に有利な傾向があるが、人気は伝統の無制限ルール(バーリ・トゥード)の初場所だ。 場所ごとのレギュレーション変更は比較的最近になって導入された。外資系力士による重装化が進む中、超大型新人の亜破斗(あはと)が国民的英雄の大横綱・鷹乃羽(たかのはね)に88連装ブースターぶちかましで重傷を負わせ、以降も自身の事故死まで90連勝を達成した「角界の冬」の後だ。 異常な長身と長腕を広げて、立ち合いの軌道変化に対応し、生への執着があれば真似できないほどの大推力で突撃する。EUマネーをバックにした亜破斗陣営の戦術は、各種不文律によって守られてきた航空相撲の秩序を破壊した。過熱する重装化と正面衝突の増加で力士の負傷はいや増し、国連人権理からの遺憾表明を
![航空相撲殺人事件|hosoka](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e78bab64d1045559c2126cd453266eed3e2a5cd7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F14851729%2Frectangle_large_type_2_e2cf312cf280f090c718e905b7d47d97.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)