リージョン制限(いわゆる「お前の国には売ってやんねーよ」略して「おま国」)は、現在、世界中のゲームプレイヤーにとって決して目新しい物ではない。しかし、世界中のユーザー同士が3DSやPlayStation Vita等の新世代ゲームコンソールが提供するダウンロードコンテンツやインターネットショップを通してつながる今、果たしてそれが時代にふさわしいものだろうか。 日本国内、そして海外のゲームユーザーはどのようにリージョン制限に対応しているのか?そして何故ゲームメーカーは時代遅れとも言える規定を未だに設けているのか? その二点を含めゲームユーザーとメーカー、両方の視点に立ち、この問題を考えてみたい。 1.どのような種類のリージョン制限が存在し、どのようなユーザーに適用されているのか? ■リージョンロック リージョンロックは大体の場合、コンピューターチップやプログラムとして組み込まれている事が多い。