将棋は、タフなメンタリティが要求されるマインドスポーツだ。 対局時間が12時間を超えることはザラだし、常に数十手先まで局面を読み続ける。終始優勢に進めていた対局でも、終盤のわずか一手の見落としで突如暗転することもある。最後の最後まで、気を抜くことは絶対に許されない。 発売中の「Number Do」の特集は「メンタル強化大作戦」。メンタルとランニングの関係を様々な角度から読み解いている。 その中で、今回インタビューを行ったのが菅井竜也七段だ。豊島将之名人や斎藤慎太郎前王座をはじめ、2014年に竜王位を獲得した糸谷哲郎八段、'17年に名人位に挑戦した稲葉陽八段など、トップクラスの実力者が揃う関西若手棋士の中でも、菅井七段の強さは特筆すべきもの。 '17年には8大タイトルの1つである王位を獲得、平成生まれ初のタイトルホルダーともなった。 将棋は5歳からランニングは4歳から。 その彼がランニングを