ブックマーク / blog.kazuhooku.com (3)

  • komake: Make の -j オプションに潜む罠とその解決策

    ビルドツールのダジャレの大家と言えば @shinh さんですが、それはさておき、皆さんは今でも Make を使ってビルドすることが多いと思います。かく言う私も、その一人。 最近は CPU のコア数も多いですから、当然 -j 16 とか、やりたいわけです。大きいプロジェクトになればなるほど、威力絶大ですね。 ですが、ここで問題がひとつ。大規模プロジェクトでは Makefile が別の Makefile を呼び出すような依存関係が良く見受けられます。この際、ターゲット間の依存関係で菱形が存在すると(例: ターゲット sub1 と sub2 が shared に依存)、make shared が make sub1 と make sub2 から同時に起動されることが起こりえます。CMake で生成した Makefile の場合も、ターゲット毎に make を起動しますね。 二重起動が発生すると、

    l08084
    l08084 2020/12/02
  • QUICむけにAES-GCM実装を最適化した話 (1/2)

    4月末に、会社のほうで「Can QUIC match TCP’s computational efficiency?」というブログエントリを書きました。我々が開発中のQUIC実装であるquiclyのチューニングを通して、QUICのCPU負荷はTLS over TCP並に低減可能であろうと推論した記事です。この記事を書く際には、Stay Homeという状況の中で、手元にあった安いハードウェアを使ったのですが、その後、10gbe NICを入手し、ハードウェアによるUDP GSOオフロード環境でのパフォーマンスを確認していくと、OpenSSLのAES-GCM実装がボトルネックになることがわかってきました。 TCP上で通信するTLSでは、一般に、データを16KB単位でAEADブロックに分割して、AES-GCMを用いてAEAD暗号化します注。一方、UDPを用いるQUICでは、パケット毎にAES-GC

    l08084
    l08084 2020/06/15
  • Fastly に入社しました

    Summary in English: Joined Fastly, will continue my work on H2O there as an open-source developer. 2017年1月1日付で、Fastly 社へ転職したので報告いたします。 過去5年間、DeNA では R&D 的な立場から、様々な基盤的ソフトウェア(オープンソースになったものもありますし、クローズドなものもあります)の開発に携わってきました。 最近2年間は、同社のゲーム用サーバに端を発するオープンソースの HTTP/2 サーバ「H2O」の開発に従事してきましたが、その実装品質が高く評価され、世界有数のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)である Fastly で採用された他、大規模なウェブサービス事業者で採用にむけた動きが進むなどの成果が出つつあります。 また、H2O における実装経験をもとに、H

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