「ぼくのせいに決まっているじゃないですか。あらゆることに責任があっていいのは、このなかでぼくだけなんですから。」 おかしなことだがけっきょくのところ、フクロウが手紙をとりにきたとパパに説明するほうが楽だったかもしれない。 「は? フ(・)ィ(・)ッ(・)グ(・)さ(・)ん(・)が(・)?(・)」 エヴァンズ゠ヴェレス教授のうけたショックは甚大だった。 ハリーも完全に同感で、 リヴィングルームと台所のあいだのテーブルのまえに座りながら、すこしめまいがしそうな気分だった。 「来るのは何時って?」とペチュニアがきいた。 蒸し焼きなべをチェックしながら、髪の毛を手でなでつけた。まるで、いつ呼び鈴がならされてもおかしくない、とでも言いたげだ。 「フィッグさんとは十年のつきあいだよな。ちゃんと理屈の通じる人だ。いったいなぜフィッグさんが——」とパパ。 「ママ、何時とは言われなかったよ。『ちょっと』で