輪ゴムは転がるとき、どのような形になるのだろうか? 伸縮性のある物体が転がるとき、どのような力が働き、回転速度の変化とともにどのように変形するのか、米仏共同の研究チームが明らかにしたそうだ(本家/.)。 輪ゴムを充分な速さで「転がす」ために研究チームはハムスターの回し車のような装置を使用したとのこと。輪ゴムは回転速度が遅いうちは長円形に変形し、回転速度が上がると上辺が落ち込むピーナッツのような形に変化したとのこと。更に速度を上げていくと上辺は底辺に接触するくらいまで更に落ち込むことが分かった。 研究者らはこのデータを元に重力、輪ゴムが曲がるのに加わる力、遠心力、輪ゴムの持つ剛性などを考慮しこの現象を分析したという。それによると、静止時に形状が保たれているのは輪ゴム自身の剛性と重力が均衡しているからであり、速度の遅い回転時にも重力によって輪の形状が保たれるという。しかし回転速度を上げていくと