J1昇格POからJ1参入POへ。J1・16位への挑戦権を得るのは横浜FCか、それとも東京Vか。 【宇都宮徹壱】 「今年のJ2はこれまでと違って、2位と3位との意味がまったく違ってくる」──シーズン終盤の10月、松本山雅FCの反町康治監督はこのように語っている。今季の松本は見事にJ2優勝とJ1昇格を果たしているが、最終節の徳島ヴォルティス戦はスコアレスドロー。もしも松本が徳島に敗れ、大分トリニータとFC町田ゼルビアが勝利していたら、松本は3位になっていた。その場合、彼らを待ち受けていたのがJ1昇格プレーオフ(PO)改め、J1参入PO。「昇格」から「参入」への変更は、2位と3位とのコントラストをさらに強めることとなった。 J2からJ1に昇格するためのPOは、この2018年シーズンから大きな変更が加えられている。これまでのレギュレーションは、3位対6位、4位対5位の準決勝が行われ、それぞれの勝者