2021年2月13日のブックマーク (1件)

  • 写真が下手なのに仕事が絶えない写真家の存在が謎だった|幡野広志

    すこしお高いお寿司屋さんにいった。カウンターの中には3人の板さんがいる。ぼくの目の前にいる板さんが、おそらく一番えらい大将だ。大将はそういうキャラクターで売っているのか、すこしイライラしている様子だった。 一見の客が自分の店へ来たことに、ムカついたのかもしれない。もしかしたらこのお店ならではのマナー違反をしていたのかもしれない。まず最初に名刺を出すとか、切り身に挨拶をするとか、なんにしても初めてのお店なのでよくわからない。 日のおすすめを見ると、北陸のカニを入荷しているようだった。あぁ、いいなぁとおもいカニを刺身で注文する。「オスとメスがあるけど、どっちにする?」と大将にぶっきらぼうに聞かれる。 ぼくは東京生まれ東京育ち、東京っぽい人はだいたい友達だけど、北陸のカニのことなんかまったくわからない。カニの性別なんて人生で一度も気にしたことがない。「おすすめはどっちですか?」と質問をすると「

    写真が下手なのに仕事が絶えない写真家の存在が謎だった|幡野広志
    l_etranger
    l_etranger 2021/02/13
    身につまされる話。何者にもなれなかった自分を悟って謙虚になりたいと思っていても,何者でもないなりに人にものを教える立場になると,イライラしたりマウンティングみたいになってしまって自己嫌悪する。