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2017年7月2日のブックマーク (1件)

  • 【日曜に書く】鎌倉期の古名刀をついに再現 論説委員・長辻象平(1/3ページ)

    焼き入れを終えたばかりの太刀を見せていただいた。 刃先の部分だけが研がれている。刃文の出来の良否を確認するための鍛冶研ぎだ。 電球の光の下で透かし見ると幅の狭い「小乱れ」の刃文が明るくきらきら輝いている。 小乱れ刃というと、地味な刃文を連想するかもしれないが、そうではない。 小互(こぐ)の目と小丁子(こちょうじ)を交えた刃文に沸(にえ)がかぶった華麗な焼き刃の構成が小乱れなのだ。 この太刀が仕上げ研ぎを経ると、刀身の肌に板目の文様が現れる。全体の姿は、手元に踏ん張りのある古雅な腰反り。 作者は、千葉市内に鍛刀場を構える現代刀匠、松田次泰(つぐやす)さんである。 ◆800年間の空白を埋める 江戸時代の刀鍛冶が、この太刀を手に取ったとすれば息をのむはずだ。感涙を流すかもしれない。理由は、鎌倉時代の名工の手になる刀剣としか見えないからである。 平安末から鎌倉初期の古刀は日刀の最高峰とされている

    【日曜に書く】鎌倉期の古名刀をついに再現 論説委員・長辻象平(1/3ページ)
    l_seika
    l_seika 2017/07/02
    “ 博物館での日本刀展に対し、「いかに名刀でも凶器は凶器」という新聞記事が載るほどの偏見と無理解の数十年が続いた。 その呪縛を解いたのが、現代の若い女性層だ。”