日銀が景気判断を上方修正した。 5日に発表した「当面の金融政策運営について」(PDFです)という文書で、景気は「緩やかに回復している」とはっきり書いた。前月は「景気は緩やかに回復しつつある」だった。 どこがどう違うのかといえば、ニュアンスの差みたいなものだが、回復軌道に「もう乗った」というのと「いま乗りつつある」とでは、前者のほうが強い。 8月に判断を据え置いただけで、これで1月以来、ほぼ連続して上方修正を続けている。 景気が良くなっているから増税、は正しいのか となると、直ちに思い浮かぶのは、では消費税引き上げがどうなるか、だ。 「景気が良くなっているのはたしかだから、予定通り上げるべきだ」という増税派の声が一段と勢いを増すのは、容易に予想できる。 それは正しいのか。 ここは根本に立ち戻って考えなければならない。私は「景気が回復している→だから消費税を上げるべきだ」ではなく「景気が回復し
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