【ワシントン=渡辺浩生】米アップルが20日発表した2010年4〜6月期決算は、4月に売り出した新型マルチメディア端末「iPad(アイパッド)」やスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」など人気商品の好調な販売によって、売上高が前年同期比61%増の157億ドル(約1兆3700億円)と4半期ベースで過去最高を更新した。最終利益も78%増の32億5300万ドル(約2820億円)だった。 商品別にみると、iPadは327万台を販売し、21億6600万ドルの売上高を計上。iPhoneは6月下旬に販売開始した新型のiPhone4が貢献して61%増の840万台を販売した。パソコンの「Mac(マック)」も33%増の347万台を販売し、四半期の記録を更新した。 iPad投入には、アナリストから「Macの売り上げを奪う」との指摘もあったが、結果的に新製品と既存人気商品の相乗効果で過去最