世界最大の家電見本市「International CES(Consumer Electronics Show)」が始まった。筆者は国内取材のスケジュールの都合で参加していないが、提携している現地ジャーナリストから送られてくる資料に追われる毎日だ。ITmediaでも連日、興味深いレポート記事が多数掲載されている。 例年同様、今回のCESも注目ポイントが多いが、携帯電話業界として注目すべきは、スマートフォンの普及を前提とした米国のネット企業と携帯電話メーカー/キャリアの急接近だろう。その象徴的なものが、Yahoo!とGoogleの「モバイル進出」が本格化していることだ。 例えば、Yahoo!はノンPC向けの新サービス「Yahoo! Go」において、重点デバイスとして携帯電話をターゲットにしている(1月7日の記事参照)。これが従来のモバイル向けYahoo!と異なるのは、コミュニケーションサービス