話題の映画を観てきた。平日の夜8時半からの回は満席だった。いろいろ思うところがあったが、ひとことでいうなら、いい映画だった。 映画業界のひとにも話を聞いてみた。現時点での興収予想は30億円。当然、業界でも予想外のヒットのようだが、みんな喜んでいるらしい。元気が出た。こういう映画がヒットするなら、まだ、世の中も捨てたもんじゃない。そういう風に受け止められているそうだ。 いい映画とはなにか。映画が世の中に果たす役割とは何か。 映画に限らず、あるアーティストが表現した作品が、観客にあたえる作用とはなんなのか。 あらためてそういったことを考えさせられた。 自分がなんで映画に感動しているのか、理由がよく分からないけど、でも、とにかく感動している。ぼくもそう感じたし、事前に観に行ったまわりの人たちも、似たようなことを言っていた。 「音楽が良すぎてずるい。ストーリーがいいとかじゃなくて、とにかく音楽で感