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ブックマーク / wnyan.jp (17)

  • auの障害について | 無線にゃん

    またまたauがやらかしたみたいで、いろいろ解説希望のメールをもらっているわけですが。 今回の故障個所は「基地局制御装置」みたいに発表されていますが、具体的にどこと言うのはよくわかりません。が、LTEのシステムの中でそれに相当しそうなのは、たぶんMMEかなぁ、と言う気がします。もちろん、基地局の監視制御用のシステムとかの独自装置の可能性もあります。 で、確か前回もMMEが障害って言ってたなぁと考えた時にふと思った件があって。こちらの基地局数で見ると、2013/05/30現在の総基地局数(バンドごと(細かいことを言うとキャリアごとだけど現在は実質1バンド1キャリアしか入らないので)に別のノードなので「制御装置」から見えるノードの数という観点で数えた時)は、ドコモが27716局、auが46575局、SBMが23249局と、auはほぼダブルスコアで他よりも局数が多いんですよ。しかも、建設開始からの

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    labunix 2013/05/30
  • ロミオとジュリエットに見る通信プロトコルの重要性 | 無線にゃん

    最近こんな話ばっかですが、ロミオとジュリエットっていうすっごく有名なお話があります。これを強引に通信プロトコルの話に持っていきます。ひどい。 ロミオとジュリエットのあらすじ。ナントカ家とカントカ家の間には争いが絶えずたびたび暴力衝突さえ起きるような仲の悪い両家、そのそれぞれの息子と娘であるロミオとジュリエットが恋に落ちたというお話。 しかし二人が仲良くする一方で両家の軋轢は苛烈を極め、ついに殺人にまで発展。親友を殺されたロミオは激怒し、報復。もちろん報復とはいえ許されるわけではないのでロミオは国外追放となってしまいます。 ロミオ追放後、名家への輿入れを強制されたジュリエットはロミオと添い遂げるために一計を講じます。それは、仮死状態になる薬で一旦死に、葬儀が終わってから国外でロミオと落ち合うという策。このため、二人を応援する仲人を介してこの作戦をロミオに伝えるべく使者を送ります。 ところが使

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    labunix 2013/02/13
  • 各キャリアユーザのエリア自覚度 | 無線にゃん

    ちょっと面白い調査結果を見せてもらって。一応ほんとは出しちゃダメ的な情報だったので細かい結果やソースは伏せますが、面白いなぁ、と言う結果だったので、雰囲気だけ。 ドコモ、au、ソフトバンクの各社のユーザをランダムに抽出したアンケート調査みたいなもので、「エリアが広いキャリアはどこだと思いますか?」と言うような質問をした結果だと思ってください。その時に、各社のユーザがそれぞれどんな回答をしたのか、と言うのが面白くて。 ドコモユーザでは、ほとんどのユーザが「ドコモ」と回答。auと答えた人は少数、ソフトバンクと答えた人はほぼゼロ、と言う感じ。 auユーザでは、やはりほとんどが「au」と回答し、残りが「ドコモ」と答えています。こちらもソフトバンクと答えた人は極々少数。 ところが、ソフトバンクユーザだけは、半分が「ドコモ」と答え、4割が「au」と回答、「ソフトバンク」と答えた人は1割しかいないんです

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    labunix 2013/02/06
  • 猫でもわかる「LTEって何?」 | 無線にゃん

    最近、当たり前のように「LTE」とか「4G LTE」とかって言葉を使っていますが、LTEって一体何?と言うところって意外と知られていないというか、ちょっと調べ進めようとするといきなり専門用語の深みにはまってしまうような感じになっている気がします。ので、今日はでもわかるLTEって何?の話。 まず最初に。LTEは、「新しい無線を使った通信方式」です。新しい方式ってことは、いろいろと新しいことができるようになっているんですが、そういうのは技術オタクに任せておけばよくて、一番手っ取り早くいうと、「すごく高速でデータ通信ができる方式」です。ただ、ここで「方式」と言ってもピンと来るような人もそうそう多くないですよね。 「方式」と言うのは、「ルール」です。通信ってのは、送る人と受ける人が両方いて成り立ちます。送る人が何かを送るとき、受ける人が知っているルールで送らなければ伝わりません。もちろん逆もです

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    labunix 2013/01/22
  • ニュースコメント[2012-12-17] | 無線にゃん

    au、ETWSでの情報配信を当面見合わせ とりあえず配信を止めたのは偉いけど、iPhone5が対応したら再開するっていう雰囲気。っていうか、国内事業者の合意云々じゃなくて、国際的なルール作りを優先しろよ、ってことなんですけど。IDに独自番号を振って勝手にルール作って、ローミング端末が入ってきて変な警報が出たり国内製移動機でローミングで海外に行ったときに海外事業者が国内非表示相当のID使って警報を発したために大切な警報を受けられずに危険に巻き込まれたり、っていうことを想像できないのかな。あと、「KDDIによれば、こうした一斉同報の仕組みは、LTEではETWSのみと説明」なんて大嘘書いてるし。eMBMSを使えよ、一斉同報なら。広告やお知らせなんて秒以下の即時性は必要ないんだから、立ち上げに数十秒かかるeMBMSでも十分不定期配信できるでしょうが。技術の誤った選択と使用を変な言い訳で正当化しない

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    labunix 2012/12/17
  • KDDIがETWSを用途外利用している話の補足説明 | 無線にゃん

    先日のKDDIがETWSを広告配信に使っていたという問題、「ETWSには『その他』として地震津波以外の情報を伝えるようにできている」「商業配信に使ってもいいらしい」と言う意見をたくさんいただきました。 まず、種別について。種別(WarningType)として、以下の5つが定められています。 0地震 1津波 2地震と津波 3テスト 4その他 地震、津波はいいですね。テストも、システムのテスト用と言う意味で問題ありません。問題は「その他」。この「その他」なら、広告にでもなんにでも使っていいはず、と言う考え方。残念ながらこれは間違いです。この種別での「その他」は「その他(の警報)」を意味しています(正確には、「その他(other)の場合は、警報内容はすべて警報文中に記載してあるものとする」と言う規定となっています)。つまり、「その他」は、地震、津波以外の何らかの天災や人災を緊急警報として通知し

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    labunix 2012/12/16
  • 各社LTE展開状況(常時更新)(バンド別付) | 無線にゃん

    一応毎日更新ですが、免許情報が更新される月3回くらいしか情報は反映されないと思います。 一応このエントリから常時最新情報画像を参照していますので、参考にどうぞ。 [追記]バンド幅変更をするときの暫定的な状態だと思って無視してたんですが、共存不可能な2キャリア分の免許を1局にブチ込んだまま放置するという暴挙があまりに多くなってきていたので、計数方法修正。ちょっとDB負荷上がっちゃったけどたぶん大丈夫。 [追記]ダブルカウントしてね?(特にKDDIバンド別)というメールが20通を超えたので補足。えーと、マルチバンド基地局というものがありましてですね。そうでなくとも設備の一部を共用する基地局は免許を一つにまとめましょうという決まりがあってですね。なので「全ロケーション」に中のいくつかは一つのロケーションに複数バンドの基地局がおいてあるんです。慎重に「ロケーション数」という記述にしたのはそういう理

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    labunix 2012/12/10
  • iPhone5パケ詰まりの謎 | 無線にゃん

    iPhone5でパケ詰まりが大流行らしいですが原因はなんでしょうか、と言うお便りをいただきまして、元祖パケ詰まり博士の無線にゃんが解説します。なんだよパケ詰まり博士って。 検索するといろんな情報があるようですが、現象としては、どうやらau限定で、LTEと3Gの境界で報告されている例が多いようです。いろんな説が出ていて、「800MHzを豪奢にLTEに使ったので3Gが細った説」「Qualcommチップのバグ説」「個体差説」等々。ちょっとだけ考えてみます。 と言っても、たいてい、パケ詰まりなんてのはネットワークが原因でおこるものです。元祖パケ詰まりと言えば、2000年初頭に話題をさらった使い放題PHSパケット(AIR-EDGE)のパケ詰まり。あのころは固定回線常時接続が引けない集合住宅などがまだ多く、常時接続需要が一斉にAIR-EDGEに流れ込んで、盛大なパケ詰まりを発生させていました。 原因は

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    labunix 2012/12/05
  • PHSに誤り訂正が無い理由 | 無線にゃん

    PHSの通信方式を見ると、各フレームにCRCこそついているけど、誤り訂正ビットが全くないみたいです、これで通信当に大丈夫なんでしょうか、と言うご質問をいただきました。 分かっている人には釈迦に説法で申し訳ないですが、誤り訂正の仕組みを簡単に説明。たとえば送信データが100ビットあったとします。もしこの100ビットだけを送信して、そのうちの1ビットが何かの理由で壊れてしまったとすると、これはもうこのデータに意味はありません。全部破棄です。それを検出するのがCRCの役目。PHSフレームにはこのCRCビットがついています。 さて、100ビット頑張って送ったのにたった1ビット壊れて残り99ビット破棄はさすがにもったいない。ってことで考え出されたのが、送る全ビットに複雑な計算を施して、計算結果のビットを余分なビットとしてつけておく手法。100ビットの送信のために100ビットを余分につけて200ビッ

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    labunix 2012/11/28
  • ドコモの3倍速サービスと電波の使い方の話 | 無線にゃん

    ドコモが100Mbps超のLTEを始めますよ、と言うアナウンスがあったことについて、「これっていったい何モノ?」と言うご質問をいただきました。もうわかってる人は死ぬほどわかってる話だとは思いますが、ふつーの生活をしているといきなり3倍ですと言われてもにわかに信じられないのも仕方がないわけで、今日はこれを平易に解説してみたいと思います。 ドコモが現在、大半のエリアでサービスしているのが、37.5Mbpsと表記される速度でのサービス。で、一部エリアで75Mbpsでますよーと言っていますが、まぁたいていの人はこのエリアに当たることはほとんどないと思います。おおざっぱに言って、37.5Mbpsがドコモのサービスのベースです。 さてここでXi=LTEの仕組み。LTEは、もちろん携帯と同じく電波を使ったサービスです。で、ざっくりと言うと、電波を使ったサービスでは、「電波を使う量」で、その最大通信速度が

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    labunix 2012/10/18
  • 各社LTEエリア展開状況(常時更新) | 無線にゃん

    先日のLTE展開プランのアップデートの図が思いのほか好評だったのですが、毎回作るのがめんどくさいのでスクリプトで自動で作るようにしました。 下記がその図です。 一応毎日更新ですが、免許情報が更新される月3回くらいしか情報は反映されないと思います。 一応このエントリから常時最新情報画像を参照していますので、参考にどうぞ。 [追記]面グラフなら面積比例にした方がよくね?と言うご意見いただき、面積比例に直しました。

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    labunix 2012/10/17
  • 続・通信事業における障害に対する考え方について | 無線にゃん

    ドコモの障害が増えていますね。なぜ障害が増えているか、という点については、障害が表面化する仕組みを考えてみればいいと思います。要するに、前に書いた通信事業における障害に対する考え方について辺りをおさらいしてみるといい感じかもしれません。 まず、「表面化する障害」とは何か、と言うことを考えています。障害が起こったとき、仮にどんな小さな障害でも出た瞬間に公表しなければならない、なんてことにはなっていません。と言うか、もしそんなことをしてしまうと、キャリアの障害情報ページはあっという間にぎっしりと埋まってしまいます。どんなに品質の良い機器を使っても、何しろ全国区の通信キャリアの使う機器数は膨大ですから、仮に障害率(ダウン率)1ppmだったとしても、毎日何十個という機器故障情報が障害リストを埋めてしまうことになります。 そんなわけで、実際には、加入者への影響度で公表有無を決めているようです。と言っ

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    labunix 2012/08/21
    『予防絶対主義の「障害時の初動対応」』って予防出来てないし、学習も出来てないから前提が違う気がw。。。
  • PHSの耐災害性、マイクロセルの意味 | 無線にゃん

    PHSが災害時に強いという話を書いたところ、いろいろとご反響をいただいています。改めて詳しく解説しつつ、いろいろな疑問の解決もできればと思います。 よく、ウィルコム自身の口からも聞かれることには、「PHSはマイクロセルであるため高負荷に強い」という言葉があります。しかしながら、PHSの負荷への強さを表すのに、単に「マイクロセル」というだけでは表しきれない特徴があるということについては、余り詳細に触れることが無いように思われます。 というか、そもそも「マイクロセル」という言葉が、PHSの専売特許だった時代ならまだしも今では3G網でもマイクロセル化などという言葉が使われるようになったため、マイクロセルという言葉が単に「従来よりかなり小さなセル」という程度の意味しか持たないというのが共通認識になっています。 まずこの点で、「PHSがマイクロセルで負荷に強いというなら、マイクロセル化した3Gも当然

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    labunix 2012/04/27
  • 制御信号とトラフィック – ドコモの障害に見るスマートフォンの影響 | 無線にゃん

    先日のドコモの通信障害で一躍時のキーワードとなった「制御信号」なのですが、これに関して、具体的に何を指しているのか、そしてなぜスマホではそれが増えるのか、というご質問をいただきました。 発表されたレベルだと具体的にどの「信号」を指しているのかあまり明らかではないのですが、おそらくは一般的には「シグナリング」と呼ばれているものを日語訳したところの「信号」ということであろうと仮定して話を進めます。 ドコモの発表では、「チャットやVoIPなど」と、あたかも特定のアプリケーションがこの「信号」を発生させるかのように書かれていますが、基的には、アプリケーションそのものは(一部の例外を除き)信号を発生させることはありません。あくまでアプリケーションはIPネットワーク上で通常のIPトラフィックを発生させるのみです。 では、実際の障害の原因となった制御信号とは一体何で、どんな時に発生するのか。できるだ

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    labunix 2012/01/31
  • 光ファイバ普及と銅線の役割 | 無線にゃん

    さて、光ファイバが行き渡れば当然ながら古くて容量の小さなカッパーケーブルは不要になるから全部引っこ抜いちまえ、と言う論調があるのはご存知のとおりですが、私は(あくまで個人の意見として、ですが)カッパーケーブル全廃、あるいは部分的廃止にも賛成しかねるところでして、その辺について、論じさせていただきたいと思います。 カッパーケーブル、すなわち銅線ですが、これは、電話黎明期から通信線の主役として活躍していて、今でも固定電話の大半はまだ何らかの銅線を使った通信を使っています。まだ、データに関してもADSLのシェアは結構高いレベルを保っていて、これらがすべて光に置き換わるにはまだ相当の年数がかかることが予想されます。 その光への置き換えが達成された暁には、銅線の廃止と言う選択肢も見えてくるのでしょうが、しかし、そこには、光ファイバと銅線の明らかな「機能の違い」を無視した議論しかないように思うのです。

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    labunix 2011/10/03
  • EZwebゲートウェイが更改される話 | 無線にゃん

    http://blog.rocaz.net/2011/06/1207.html えーと、まぁ余り取り上げたくない、ちょっとアレなUID危険論サイトなんですけど、auのEZとPCサイトビューアのIPが統一されるという話で「もうダメだ」と展開している件について、「どこまでダメになるんでしょうか」と言う質問をいただきました。 この中で、まぁ前からこの人が主張しているのは「今のUIDを有効に保っているのは『脆弱な』3条件」と三つを上げていますが、いや、その三つをこそ、ケータイキャリアは死ぬ気で守ってるんですよね。決して『脆弱な』なんて形容詞をつけてよいような甘い体制ではないです、私の知る限り。はっきりいってあの辺の仕組みを守るために各事業者が(超関係者外秘情報につき省略されました) と言うことで、端末もコンテンツも厳しい審査の上に展開されることで脆弱な3条件を守っています。逆にいえば、審査を通って

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    labunix 2011/06/21
    EZwebゲートウェイが更改される話 | 無線にゃん:
  • 光ファイバーの分岐貸し出し義務について | 無線にゃん

    NTTの光ファイバ貸し出し議論、「一分岐貸しか一芯貸しか」と言うものがあり、今日はこれに関して技術的な面も含めて私の考えをまとめてみたいと思います。 そもそも分岐がどうとかいうのは技術的には何を意味するのか、と言う点から話をしておきたいと思います。ここが完全に前提が違っている(と言うかあえてミスリードして議論している)事業者がいるので。 光ファイバと言うのは、一の線です。この線の上に流れるビットストリームは、原則、1つだけです。物理層で複数の波長を使うとか何とか、いろいろと拡張する技術はありますが、その物理層が上のリンク層に提供するビットストリームは一つだけです。 しかし実際には、光ファイバのビット速度はものすごく速いため、これを1対1で使うのはもったいない、と言われるような用途がたくさんあります。そこで、相手先が複数ある場合、その近くまで一の光ファイバを引っ張り、そこで分岐して使っち

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    labunix 2011/03/09
    光ファイバーの分岐貸し出し義務について | 無線にゃん
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