NCR2018年版が規定するエレメント等の語彙のRDFデータ公開 慶應義塾大学文学部・谷口祥一(たにぐちしょういち) 筆者が委員として参加している日本図書館協会(JLA)目録委員会は,日本目録規則2018年版(以下「NCR2018」;CA1951参照)が規定している実体,エレメント,語彙のリストの用語,関連指示子のそれぞれについて,その定義データをRDF(メタデータ記述の汎用的な構文枠組みの規定)に基づいた形式でCC BY 4.0の条件の下で2020年12月に公開した。これはLOD(Linked Open Data;CA1746参照)の実現に向けた取り組みの最初の一歩と位置づけられる。その後,2021年4月にも一部データの修正を行っている。 ●経緯 目録委員会は2019年3月から,NCR2018が規定する実体,エレメント,語彙のリストの用語,関連指示子について,XLSX形式ファイルおよびC
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