カンボジアで有名な遺跡と言えばアンコールワットがあるが、他にもカンボジアの歴史と自然を肌で感じることができる興味深い場所が存在する。そのひとつはカンボジア南部カンポート州に位置するボーコー国立公園で、かつて世界遺産の候補にもなったことがある原生林に覆われた希少生物などが存在する。 標高1080メートルに位置するボーコー国立公園の高原には、フランス植民地時代、避暑地として利用されていた場所があった。1925年に建設されたボーコー・ヒル・ステーションの周りには最盛期の1950年から60年代にかけて、ホテルや教会、カジノなどが建設され、冷涼な気候を求めてやって来るフランス人や王族たちで賑わいを見せていた。 ソース:Kuriositas: Bokor Hill Station – Cambodia’s Abandoned Town ところが1970年代、カンボジア内戦により、クメールルージュとベト