浦賀といえば、江戸末期に黒船がやってきたことで有名ですが、訪れるのは初めてです。うんちの本がまだ途中ですが、浦賀駅につきました。 朝の弱さが尋常ではない私がなぜ早起きをして午前9時前に浦賀にいるのかというと、潮が引くのが10時頃だからです。 じつはこの日、私はかねてより考えていたことを実行に移しました。それは、「本と実体験をつなげてみよう」という実験です。私は本をつくることを生業にしていて、なかでも自然や生き物に興味がありますが、他社で活躍する同業の仲間たちからも「手軽にできる観察方法や実験を紹介しても、実際にやってくれる人はほとんどいない」という嘆きをよく聞きます。 本をつくる仕事をしているからこそ、「本からだけではわからないことがあるのではないか? 実体験が伴えば、世界はもっと違って見えるんじゃないか?」と、私も常々考えてきました。 それで、この日、企画・編集をした『カイメン すてきな