厚労省が行った新型コロナウイルスの「抗体検査キット」の性能評価の調査で、東京で集めた500人分の献血のうち、0.6%が陽性だったことがわかりました。ただ、厚労省は検査キットごとに結果のばらつきがあり、正確な評価は出来ないとしています。 厚生労働省は、日本赤十字社が先月、感染の多い東京と感染の少ない東北でそれぞれ500人分ずづ集めた献血の検体を使って、抗体検査キットの性能評価を行いました。 関係者によりますと、性能評価を行った複数のキットの結果を合わせると、東京では、500検体のうち最大3検体、0.6%で陽性の結果が出たということです。一方、東北では、500検体のうち最大2検体、0.4%が陽性を示したということです。 ただ、それぞれのキットが示した結果が一致しなかったことや、比較のために行われた去年採血した献血からも2検体の陽性反応があったことなどから、厚労省はキットの性能と「抗体」の陽性結