2004年から、倉庫・大道具製作作業場・稽古場として大阪の演劇人に活用されてきたお城の石垣の中の自由空間、「ウルトラマーケット」こと大阪城ホール西倉庫。今月になって突然、一方的に「大阪市危機管理室の申し出により、緊急物資の備蓄倉庫に使用する」として、来年3月以降の使用を禁止、退去するよう「通告」された。同ホール内には未使用の大スペースが複数あるはずだというのに、なぜ西倉庫か。そもそもこの活用事業は大阪城ホール側が演劇人に呼びかけて始まった。「理事会決定の過程について説明の必要を認めない」では筋が通らない。内藤裕敬氏らが「天下の台所改善実行委員会」として、11月17日15時から山西福祉記念会館にて、公開で対応を話し合うという。