買い物やスマホなどへの依存症である「行動中毒」についての書籍で必ず出てくる「ポルノ中毒」について。 これは脳の性質と、それがまったくちがう環境からのヒントにどう反応するかという話だ。果てしなく供給される、オンデマンドの性的新奇性の慢性的な過剰消費の影響についての話だ。若い頃から無限にハードコアビデオにアクセスする結果の話だ。 (9ページ) 「俺、ポルノ中毒なんだよねー」とカミングアウトする人や、病院に相談に行く人も少ないので、実際に目にすることや話題に上ることはなかなかないのだが、アメリカではかなり問題になっているポルノ中毒。性癖の多様性に無駄に寛容な我が国においても、おそらくすでに中毒者は大量に潜んでいるはず。俺個人の性癖や日常的なポルノ摂取量についてはとりあえずおいておくとして。 インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学 作者:ゲーリー・ウィルソンDU BOOKSAmazo