もともとはアーティスト(芸術家)である、ベネディータ・モリ・ウバルディーニが手編みで仕上げた作品を、Magisの技術力で大量生産可能な商品として生まれ変わった。 使い方・用途は特に定められてはいない。ひもで天井から吊り下げて、モービルのように飾るのはもちろん、透明であることを生かして照明と組み合わせたり、想像力次第で面白い使い方が見つかりそうだ。 通常内部構造として彫刻の中身に使われるメタルワイヤーに、それ自身の美を見いだしたのはデザイナーでなく芸術家ならではの視点。ワイヤーの透明感で表現する存在と非存在の間の揺らぎが、作品に独特の世界観と詩的な要素を与えている。 この雲の中に子どもたちは何をイメージするだろうか。ぼんやりと眺めているだけで、アーティスト・ウバルディーニの作り出した不思議な世界を垣間見ることができる。