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ブックマーク / note.com/tonarinohey (2)

  • 2024-02-22: 4コマ漫画界の至宝・海藍作品を語る|塀

    はじめに海藍(はいらん)という作家をご存知だろうか。 2000年に芳文社の「まんがタイムジャンボ」誌上で実質的に商業誌デビューした海藍は、代表作の『トリコロ』で創刊初期から「まんがタイムきらら」を牽引した。 『トリコロ』はきらら系作品として初のドラマCD化を達成し、後に設定資料集も発売されている。黎明期のきらら系作品としては異例の扱いであった。 私見では「まんがタイムきらら」史、ひいては『あずまんが大王』(あずまきよひこ)以降の萌え4コマ文脈を語る上で無視できない重要作家の一人だ。 しかし、2023年現在においては、『ひだまりスケッチ』(蒼樹うめ)や『けいおん!』(かきふらい)、『ゆるキャン△』(あfろ)、『ぼっち・ざ・ろっく!』(はまじあき)といった、TVアニメ化を果たした同社の後発作品と比較し、その知名度や世評には開きがあるように感じられる。 また、2018年より主要都市で開催されてき

    2024-02-22: 4コマ漫画界の至宝・海藍作品を語る|塀
  • 2023-12-21: 兼業で商業連載をするということ|塀

    2023年もダブルワーク、トリプルワークと、スケジュールが腸重積のように輻輳した兼業の一年でした。 私は大学院に進学した頃から商業連載を始めたので、足掛け10年ほど漫画家を続けています。 開始当初から理科系の大学院生と商業連載の二足の草鞋を履き、修士課程修了後はそのまま企業に就職したので、漫画家のキャリアを通じて兼業作家です。 キャリア初期には、まったく性格の異なる複数の職種に従事していく負荷に混乱し、どの仕事が自身の業なのか悩みました。実際に、最初の連載作品はそういった問題意識をそのまま漫画に展開してしまったような気がします。 ライフイベントや作家としての作業量増加に伴い、年々負荷は高まっている気がしますが、10年もやれば凡人の私でも多少は慣れるものです。 成長の産物か、あるいは諦観の結果だかいまいち判然としませんが、「どうにもなんなかったことって今まで一度もないから、どんどんやればい

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