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ブックマーク / satotarokarinona.blog.fc2.com (1)

  • 『最底辺  トルコ人に変身して見た祖国・西ドイツ』 | 荒野に向かって、吼えない…

    ギュンター・ヴァルラフ著 『最底辺  トルコ人に変身して見た祖国・西ドイツ』 「頑丈な体格の外国人、職を求む。重労働、汚れ仕事、低賃金でも可」 1983年3月、ヴァルラフはこのような広告を新聞に出した。 彼は「極薄で黒みがかった色付きのコンタクトレンズ」を専門家に作ってもらい、「客はふつう青い目しか希望しない」と驚かれる。これで「南欧人みたいにするどい目つき」だというお墨付きをもらった。少々心持たなくなっていた頭に黒髪のかつらをつけると、実年齢の43歳ではなく20代後半だと言い張っても通用しそうだ。一番不安だったのは言葉の問題で、「外国なまりのドイツ語」、つまり自然な片言のドイツ語(という言い方も変かもしれないが)がうまく再現できるか自信はなかった。「一度でもこの国に住んでいるトルコ人やギリシア人が話すのに耳を傾ける努力をした者なら、私のことをちょっとおかしい、と気がつかなくてはならないは

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