タグ

ブックマーク / yogodog.hatenadiary.org (5)

  • コドモトクラス

    野球ファンの気持ちを聞いてみた。スポーツを見る習慣がなくて、なんでそんなに夢中になるのか、わからなかったから。 彼曰く、野球は好きな球団の試合を一人で内野席で見る。球団の存続がほとんど人生の存続とイコールで、もし好きな球団がなくなったら、生きている意味があるんだろうかと思うんだって。見るときはグッズも買うし、応援歌も歌うけど、群れず、ひとりで野球の試合と向き合い、勝っても負けても、今日の試合のよかったことを家で思い起こすのが、なによりも楽しい。ストイックになってきていて、最近はビールも呑まないで、観戦するようになってきた。 そんなにまで愛するものがあることは、すごいことだ。他に趣味がないから、というけれど、打ち込む趣味といえるものがある人は少ない。私にはないし。 疲れますね。 ずぶずぶ・・・底なしに沈んでいく感じ。 冷しゃぶ ゴウヤとナスの花山椒辛味和え 冬瓜とごぼうと青菜の揚げびたし 山

    コドモトクラス
    laiso
    laiso 2006/07/09
  • ビジンちゃん - コドモトクラス

    小学生のころ「ビジンちゃん」というアダ名だったのだという友達がいた。大人になってから知り合ったんだけど、絶世の美女というわけでもないのに、ビジンの雰囲気があった、学習って恐ろしい。夏公開する「ラブコン」に出ている藤澤恵麻という子に似ていた。かわいい?といえば、すっごくかわいい。 実家は金持ちで、甘やかされて育った(人談)のだそうで、気で取り巻きがいたし、そういう男を冷遇するくらいには充分傲慢で、遅刻、無断欠勤、借金、複数の男性関係などを、なんとかしてやろうという人も少なからずいたが、そういう煙たい男は、上手に避けてしまうし、危ない女を気取っていたので、誰にもどうしようもない・・・そして6月のある日、視界から消えた。 数年後の下北沢で、記憶の底からそっと聞こえるような低い声で呼び止められた「あら、●●さん」甘えたような口調と、色の薄い茶色の目は相変わらずだが、地面にべったり座ってくわえ

    ビジンちゃん - コドモトクラス
    laiso
    laiso 2006/07/09
  • ハトの正座 - コドモトクラス

    先日、こういう現象を目撃したのを皮切りに、微妙に運の悪いことが続く、もう終わりにしてほしいもんだ。むろん、きちんと座ったハトが、縁起のいいものなのか、どうなのか、どこを調べてもわからない。伝書鳩は、地面に降りてしまうと使い物にならんがために、普通のハトを土鳩というのだそうだが、こうまで地面にべったり居直られると、威圧感をかんじる、ドバトのプライド、恐れ入ります。 恋愛映画を何かみる。どうも爆睡してしまう。誰かが恋に落ちる、あるいは一方通行が開通する。そういうことがもう面白くない。あるいは、誰かが裏切られたりっていう一連のドラマが、もうどうでもいい。そういうもので、ときめきをわけて欲しい、という心境にならない。中年になると、人は恋愛に対する意欲をなくして、老境に入るんだそうだが、いくらなんでも、まだ早い。ある若い男性が、たまたまそこにいた女性5人をみて、恋愛対象になりうるといった二人が、美

    ハトの正座 - コドモトクラス
    laiso
    laiso 2006/07/09
  • わかる、わからない。 - コドモトクラス

    作家のJ・アービングは、映画化の脚も自分で書く場合が多い。あるインタビューで原作と比べると、映画の登場人物は描写を若干エキセントリックにする。人物の描写に使える時間が短いから、物語を納得させるには、ちょっと濃いキャラにしなくてはならないみたいなことを言っていた。もし、小説が作家の日常から生まれているとしたら、日常って、もっと薄くて、まばらでとらえどころがない世界だ、ということでいいんだろうか。 日常で出会う人のことは、たまたま偶然知っていることしか知らない。小説のように鳥瞰的で、子細な情報をもちうるはずもないし、映画のようにその人物を煮詰めることもない。たまたま私の前では、「こんなかんじ」っていう人が、別の場所では「ぜんぜん違う」ってこと。だって現実は、希薄で、偶然に支配されている。そして唐突に変化することもある。何がおこったか、運がよくないと全貌は、よくわかんない。実に頼りなく、曖昧な

    わかる、わからない。 - コドモトクラス
    laiso
    laiso 2006/07/09
  • 本当に危ない男 - コドモトクラス

    「いい屋があるところに住む」ために上京してきたW氏は、地方の国立大学を卒業して、東京でコピーライターになった。コピーライターなのに、ぎょっとするほど絵が上手くて、デザイン会社だけに、イラストレーターも、デザイナーも山ほどいるのに、不思議なくらい。今すぐイラストえる、といわれつつのコピーライター。会社の先輩だけど、仕事をしたことがないので、業の方はよくわからないけれど、絶対にただものではない、って人だった。 その彼は、ひそかに激しく女にもてた。だって、会社に隠して(どういうわけかモラルが女子小学生なみの会社だったので)同棲していた彼女は、通っていた学校をやめて、彼を東京に追ってきちゃったんだとかいうし。社内でも「彼のためならここですぐ全裸になってもいい」というほど入れ込む女子がいたくらい。で、見かけはどうだったかというと、180センチの長身はともかく、淡白な童顔、もっさりしてやさしく

    本当に危ない男 - コドモトクラス
    laiso
    laiso 2006/07/09
  • 1