信楽高原鉄道が作製した冊子。写真を交えて事故当時の状況を詳細にまとめている=2022年5月11日午後1時35分、村瀬優子撮影 滋賀県甲賀市(旧信楽町)で1991年5月14日、信楽高原鉄道(SKR)とJR西日本の列車が正面衝突し、42人が死亡、600人以上が負傷した事故で、SKRが教訓を総括した冊子を作製したものの、10年近く外部に公開せず「塩漬け」となっていることが関係者への取材で判明した。専門家は「貴重な資料で、公表して社会で役立てるべきだ」と指摘する。SKRは自ら事故を省みた記録をなぜ明らかにしないのか。 冊子は「惨事をのりこえ 走り続けるために~信楽高原鉄道列車事故の総括~」。全222ページ(A4判)で、事故に至る経過や当日の状況のほか、事故原因や裁判の過程などを当時の写真を交えて詳細にまとめている。序章では「加害者であるSKRが事故を忘れることは許されない。事故を総括し、教訓を引き
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