独身の期間は、自分のためだけに生きていれば良かった。 持てる時間の全てを、自らの成長に費やすことができたのだ。 人は成長を実感できないと枯れてしまう。 しかし、その成長している感覚を、他の誰かに委ねることができたならば、自分は成長していなくても、成長した実感を得ることができるのかもしれない。 その最たるものが子供だ。 子供が生まれたら、自分の時間の多くを子供に費やすことになる。 その結果として子供が賢く成長してくれて、そちらで成功体験を掴むことができるのであれば、自分自身の成長は二の次となる。 良いか悪いかは別として、おそらく独身のままでいた方が、自分自身の成長に貪欲でいられるのではないだろうか。 むしろ、自分の成長を突き詰めることくらいしかやることがなくなり、自分を高めることに取り憑かれたような人間になる傾向が強いのかもしれない。 自分1人でたどり着けるところには限界があるのだ。 そこか
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