8月11日の読売新聞、「大学全入時代 まだ先の話?」という小さな記事の話。 記事は、文部科学省が「大学全入時代」の到来は来春(2007年度春)にも到来するとの推測を発表していたが、それが大きくハズレた、という内容。文科省は「大学全入時代」の到来時期は改めて修正しないとのこと。推測がハズレた背景には、景気回復による家庭の経済状態の改善などで、現役生の大学志願者数が予想以上に増大したためと、文科省幹部は分析している。 今年の春は、69万3791人(全大学・短大の定員合計)/77万9711人(大学・短大志願者数)×100=89.0%という結果。文科省の当初推計は95.1%であったから、6.1%のズレということ。現役生の志願者の動向(分母)が不透明で、「大学全入時代」の到来時期はそれに左右されるとのことであった。 ハズレかアタリかは推測と結果との関係論であって、別に競馬予想などではない。問題は、現