今年2月も日経平均の上昇が続いた中で、個別で目を引いたのはガンホー(3765)の値動きだ。2/14に発表された2012年業績は、売上高258億円(前期比2.7倍)、営業利益93億円(同7.9倍)と驚異的な伸びを示した。発表後4営業日で株価は倍増し、一時300万円台に達した。時価総額は3000億円を超え、同業でソーシャルゲーム大手のグリー(3632)を上回った。好業績と株価上昇を反映して今年3月末に1:10の株式分割を行い、個人投資家を呼び込む。業績のけん引役はスマートフォン用ゲームアプリ「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」だ。昨年2/20にリリースされて1周年を迎えたパズドラは、ゲームアプリでは一般的な3マッチパズルに、RPG(ロールプレイングゲーム)の要素を加えたものだ。単純だがコツの必要なパズル操作、繰り返し行う事で経験値を高めクリアする日本人好みのゲーム展開、象徴的な音楽など、かつての