競合するDNSサービス企業OpenDNSは「Googleが採用した手法の多くは当社が編み出したもの」と指摘しており、プライバシーに対するGoogleの姿勢に疑問を投げ掛けるアナリストもいる。 「Google Public DNS」はWebを高速化すると盛んに宣伝されている。だがセキュリティはどうなのだろうか。 Googleは正しい方向に進んでいると評価する人もいれば、同社は新たな手法を編み出したわけではないと指摘する人もいる。 「DNSはセキュリティに関しては問題だらけのプロトコルだが、一見したところ、Googleは適切な対策をすべて講じているようだ」と話すのは、米Rapid7の最高セキュリティ管理責任者、HD・ムーア氏だ。「特に注目されるのは、送出クエリについてはランダム化されたトランザクションIDとソースポートを使用しているため、多くのISPとは異なり、不正な応答を返すことがないという