外国のチョコレートには“独特の味”がするイメージがある。ちょっと粉っぽい食感、強い甘み、食後にケミカルな後味が残るなどなど、特徴はいくつかあって、日本のチョコとはちょっと違う美味しさだ。 もちろん甘みもマイルドで粉っぽさのない外国のチョコレートだっていっぱいあるとは思うのだが、あの粉っぽい独特の味わいこそが「ザ・外国のチョコ」だ、という意識が私の中にあるのだ。 あのイメージってどこからきてるんだろう。日本で手に入るどの程度の種類のチョコがあの味なんだろうか。 要するに、世界中のチョコを集めてたくさん食べ比べました、極寒の林の中で、というお話です。 (text by 古賀及子) 外国のチョコは「カサカサしている」 そもそも、私は常々「外国のチョコってなんかカサカサしてるよね」と思っていた。思っていたし、みんなそう思っていると信じていた。 今回も「カサカサじゃないチョコの国と、カサカサのチョコ