ブックマーク / globe.asahi.com (11)

  • 毎日3つ、本屋が消える日本 その先にある希望は:朝日新聞GLOBE+

    【前編】屋の新展開 中国韓国はここまで変わった 日では、書店が毎日3店余りのペースで消えている。アルメディアの調べでは、2000年の2万1654店から18年には1万2026店まで減った。 私は岡山県の海が近い農村で育った。小学校は1学年1クラス。学校から自宅は離れていて、近所に同じ学年の子はいなかった。友だちを待つ間、学校や市民センターの図書館で時間をつぶし、1人で帰る時は寂しさを払うためをめくりながら歩いた。は見知らぬ世界と私をつないでくれる頼りになる友だちだった。つまんないにでくわしても、仲良くならなきゃと無理して読み通した。そうしないと読むが尽きてしまう。 町に1軒だけある書店は教科書、新聞の販売店を兼ねた立ち読み厳禁の小さな店。日の地方のあちこちにあった光景だろう。テレビで見る都会の大きな書店が羨ましかった。たくさん並ぶものから何かを選ぶ行為は豊かさの象徴だ。自分に

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    larc8939 2019/04/22
  • 中国はラオスでいったい何をしているんですか? 中国が造る鉄道とは:朝日新聞GLOBE+

    中国国境のボーテンと首都ビエンチャンを結ぶ鉄道(約410キロ)のトンネル。全線で75もの数が掘られている=2019年2月22日、ラオス・ルアンプラバン郊外、吉岡桂子撮影 中国が敷く「初めて」の鉄路 世界遺産の町にも駅 バンコクからタイ航空のジェット機で1時間半。まるごとユネスコの世界遺産に登録されている町、ルアンプラバンに飛んだ。着陸が近づくと土色にうねるメコン河が見える。村上春樹さんが紀行文で「街そのものより、街外れにある飛行場の方がたぶん大きいだろう」と書いた空港は、中国政府の援助で拡張されたものだ。赤橙の屋根がつつましく並ぶ中心部をしのぐほど広い。降りてみると、隣に中国の海南航空機がとまっている。深圳から来た便だ。中国とは雲南省・昆明や景洪、湖南省・長沙、海南島などとも直行便で結ばれている。 世界遺産の町への玄関口、ルアンプラバンの空港。中国が拡張を支援した=2019年2月21日、ラ

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    larc8939 2019/03/11
  • 腰が重い日本企業のアフリカ投資 「常識」にとらわれすぎていないか:朝日新聞GLOBE+

    8月に横浜で開かれるTICAD7のロゴマークを発表した河野太郎外相(右から2人目)と横浜市の林文子市長(同3人目)=2018年10月、東京都港区、竹下由佳撮影 ■公約に届かない投資額 2016年の公約時点の日の対アフリカ投資残高はようやく100億ドルを超えた程度だった。それを思えば、2年ほどの間に160億ドルの投資が実現したことは立派だともいえる。10年前と比べれば、日の大手企業の経営者たちのアフリカに対する関心は大きく高まり、日貿易振興機構(JETRO)などが提供するアフリカでのビジネスに関する情報は、質と量の両面で飛躍的に充実した。20代~30代前半くらいの若い日人の中には、アフリカへ渡って起業する人も現れている。 しかしながら、世界第3位の国内総生産(GDP)を誇る日の経済規模を考えると、日の対アフリカ投資はまだ少ないと言える。欧米諸国や中国の対アフリカ投資との対比でいえ

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    larc8939 2019/01/30
  • 「軍事政権だって、いいじゃない」という学生たち:朝日新聞GLOBE+

    ■圧力もうまく使うなら 日のある大学に通う3年生の学生は、ブラジルの軍事政権期について学ぶうちに、軍事政権にも見習うべき点があると考えるようになったという。「軍事政権というと、軍部が市民に圧力をかけるイメージだったけど、ブラジルの場合は逆に、それによって平和と安全がもたらされたといわれています。圧力もうまく使えば、治安の安定につなげられるのではないかと考えました」 ブラジルでは軍事クーデターが起きた1964年以降、軍部が政治の中枢を握った。しかし、70年代前半までに「ブラジルの奇跡」と呼ばれる高度経済成長を実現。軍部が反対勢力を抑え込んで資源開発など重要な国家主導型プログラムを推進し、治安を安定させたことで海外企業の進出や融資を呼び込めたとされる。軍部が民間からテクノクラート(高度な専門知識と政策能力を持つ技術官僚)を重用したことも大きいといわれる。 【もっと知りたい】 「独裁」という新

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    larc8939 2018/12/13
  • 効率だけを求める生物は滅びる アリに学ぶ、組織のマネジメント:朝日新聞GLOBE+

    ■「働かないアリ」には理由がある 長谷川さんにずばり尋ねた。働かないアリは、仕事が嫌なんですか? 「彼らは、働きたくないのではなく、仕事に対する反応が鈍いだけなのです」 長谷川英祐・北海道大学農学研究院准教授=玉川透撮影 長谷川さんによれば、アリは外部刺激に反応する刺激の強さに個体差がある。感度が良いアリほど小さな刺激で仕事を始める。例えるなら、「腰の軽さ」。腰の重いアリは、軽いアリに仕事を奪われ、じりじりしている状態かもしれないと長谷川さんは言う。つまり、働いていなくても、休めてはいないのだ。 何とも身につまされる話だ。人間の職場だって自分だけ仕事がなかったら、かえって気疲れするし、つらいもの。「俺って役立たず?」と、アリも焦っているのかな。 「そこは私も興味があって研究中です」と長谷川さん。一方で、150匹のアリの働き具合をつぶさに観察したデータを元に、様々な条件でコンピューター実験を

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  • アンチエイジングのスタートアップ、西海岸で急増 不老不死の時代は近づいたか:朝日新聞GLOBE+

    フォートニーは、カリフォルニア大デービス校をはじめ、多くの患者の血液や遺伝子のサンプルを保管する、世界各地の「バイオバンク」と協力関係を築いてきた。それらのデータをAIによって分析し、老化に関与する体内の物質に作用する薬を開発する、というのがバイオエイジのコンセプトだ。 「人の老化はとても複雑で、多くの人々について、あらゆるデータを調べる必要がある。AIはそれにうってつけだ」。フォートニーはそう説明する。 アンチ・エイジングのスタートアップ「バイオエイジ」のCEOを務めるクリステン・フォートニー ここ数年、米国西海岸のシリコンバレーやその近郊を中心に、アンチエイジングのスタートアップが急増している。電子決済サービス「ペイパル」の創始者ピーター・ティール(50)や、「シンギュラリティー(技術的特異点)」に関する「予言」で有名な未来学者レイ・カーツワイル(70)も、「老いや死は、科学技術の発展

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    larc8939 2018/10/12
  • 日本の英語教育の根本的な誤りは、「使うことを想定していない」ことにある:朝日新聞GLOBE+

    外国語指導助手の授業は、小学校でも長く続いているが……=2007年、北海道文とは直接関係ありません)

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  • ただの労働力じゃない、外国人と農業を学ぶ場に 熊本が目指す「世界とつながる農業」:朝日新聞GLOBE+

    イチゴ農園に飛び交う外国語 2016年の熊地震で、阿蘇大橋が崩落した熊県南阿蘇村。現場近くの山は大半が崩れ去り、いまも茶色の地肌がむき出しのままだ。約800人の学生がいたすぐそばの東海大農学部は移転し、無人のキャンパスは静まり返っている。 そこから車で北に約10分。阿蘇市の観光施設「はな阿蘇美」に隣接する「木之内農園」では、インドネシア語や英語が飛び交っていた。20代の女性たちが、イチゴに水をやっていた。 「木之内農園」で働くインドネシアの学生たち。農道を塞ぐ木を伐採する作業に取り組んでいた=熊県阿蘇市 インドネシアの首都ジャカルタの東、パジャジャラン大学農学部の学生たちだ。2カ月間農業を学ぶため、約20人が滞在する。ラトナ・アユパルマタ(22)は「インドネシアにはない農業機械があって興味深い」と目を輝かせる。「将来日で働きたい」という学生もいた。 彼らの面倒を見るのが、農園の正社

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  • オーストラリア独自の英語集中教育とは:朝日新聞GLOBE+

    ウラニア・サウサス教諭(右前)の指導で発音の練習をする、メラニー・ヤンさん(右から2人目)ら生徒たち=写真は全て小暮哲夫撮影

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  • 国立大初のバカロレア入試は岡山大学 狙いは「コミュニケーション力」:朝日新聞GLOBE+

    ■長男の留学でバカロレア教育が身近に ゴールデンウィーク明けの5月10日、私は久しぶりに、岡山駅に降り立った。幼いころはほぼ毎年、夏になると両親に連れられてこの岡山に来ていた。父の実家が岡山市内にあったからだ。ごく普通のサラリーマンだった父は、48歳で白血病で亡くなった。それ以来、岡山は縁遠くなった。私は54歳になり、父が他界した年齢をとうに超えてしまった。 懐かしさがこみあげる中、駅で待ち合わせしていた岡山大学副学長の田原誠さん(65)に会った。背が高く、細身で、父に背格好が似ている、というのが第一印象だった。 田原さんは現在、大学で入試の責任者を務める。農学部大学院の教授で、植物の遺伝やゲノム解析が専門だ。学者然したところがなく、物腰が柔らかで、親しみやすさを感じた。聞けば、役所や民間企業に勤めた経験もあるという。 岡山大学の医学部や歯学部がある鹿田キャンパス 田原さんがIBを知ったの

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  • DJとコラボで即興 こんなの盆栽じゃない?:朝日新聞GLOBE+

    新宿で。パフォーマンスを始める前、必ず亡き師匠の金ばさみに祈る。実はあがり性という平尾が「ゾーン」に入る儀式だ photo: Semba Satoru 業界の異論、なんのその これが、平尾の「盆栽パフォーマンス」だ。バーやクラブなど人が集まる場所で、DJやバンドと競演し作りあげる。その間30~40分。作品は観客のインスタグラムやツイッターを通じ、拡散されていく。「中高年の趣味」「古くさい」。そんなイメージを打ち壊す熱量で、国内外に盆栽の魅力を発信する。技術指導も含めて訪れた国はスペイン、ブータンなど約20カ国に及ぶ。 「ショーとして見せるものではない」「音楽を流すなんて」。業界からの、そんな異論が耳に入ることもある。平尾は「こんなのは盆栽じゃない、と言う方もいますね」とさらり。「でも、ここから枯らさずに11成長させていくんです。だから、盆栽と言えると思います」。口調に揺るぎはない。だが

    DJとコラボで即興 こんなの盆栽じゃない?:朝日新聞GLOBE+
    larc8939
    larc8939 2017/11/14
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