しばしば「学生はもっと勉強しろ!」という言説を耳にする。 その意見自体はおそらく正しいだろう。1人1人の努力が重要なのも事実だ。 だけど、学び舎である大学の環境を改善することもまた重要ではないだろうか。 新入生の相談に乗っていて、そんなことを思った。 彼女の言葉を借りれば「やる気が萎えてしまう」のだ。 そこで今日は、大学に潜むモチベーション・デストロイヤーたちを紹介しよう。 1:取りたい授業が取れない 途上国の貧困問題に興味のある学生A君が、経済学部に入学した。 彼はもちろん「開発経済学」や「アフリカ社会論」を履修したい。 さらに、国連への就職を意識して「アラビア語」も履修したい。 また、国際社会で活躍する社会人が講演する特別科目も受けてみたい。 しかしッ!! 取れないッ!! なんということだ!! 開発経済学は…今年は開講しない!! アフリカ社会論は…別の科目「貧困論」と時間がかぶる!!