竹下製菓の主力商品「ブラックモンブラン」。今回の子会社化により、関東で一口サイズなどの製造も視野に入れる 当たりくじ付きアイス「ブラックモンブラン」などのヒット商品で知られる竹下製菓(小城市、竹下真由社長)が、埼玉県幸手市のアイス製造会社スカイフーズを完全子会社化した。竹下製菓の商品は九州で圧倒的な人気を誇るものの、関東での知名度はまだ高くなく、アイスの種類を充実させて関東での販路拡大につなげる狙い。小城市の本社工場が被災した際の非常時対応の強化も見据えている。 買収額は非公表。10月13日付でスカイフーズの吉田真啓社長が退任、同日付で竹下社長が社長に就いて完全子会社化した。竹下製菓の売上高は現状の約1・5倍に増加する見込み。 竹下製菓は1902(明治35)年創業の県内を代表する“100年企業”。九州を中心にアイスや菓子を出荷している。主力商品のブラックモンブランは九州で8、9割の知名度を