安全なウェブサイトの作り方 - 1.9 クリックジャッキング 概要 ウェブサイトの中には、ログイン機能を設け、ログインしている利用者のみが使用可能な機能を提供しているものがあります。該当する機能がマウス操作のみで使用可能な場合、細工された外部サイトを閲覧し操作することにより、利用者が誤操作し、意図しない機能を実行させられる可能性があります。このような問題を「クリックジャッキングの脆弱性」と呼び、問題を悪用した攻撃を、「クリックジャッキング攻撃」と呼びます。 発生しうる脅威 クリックジャッキング攻撃により、発生しうる脅威は次のとおりです。マウス操作のみで実行可能な処理に限定される点以外は、CSRF攻撃による脅威と同様です。 ログイン後の利用者のみが利用可能なサービスの悪用 利用者が意図しない情報発信、利用者が意図しない退会処理 等 ログイン後の利用者のみが編集可能な設定の変更 利用者情報の公