アメリカの著名なトレーナーであるMark Rippetoe氏は、ベンチプレスのフォームの基本について、著書「Starting strength」でこう述べています。 「トップでは、バーベルを肩関節の真上に位置させよう」 「ボトムでは、肩関節や肘関節に生じるモーメントを小さくしよう」 スクワットでは、バーベルが足部の中心であるミッドフット上に位置することがフォームの基本となります。そのため、バーベルの位置が変わると、スクワットのフォームも異なり、発揮される筋活動も変わります。このようなメカニズムを理解することによって、目的や体調に合わせたフォームを選択することができます。 『スクワットのフォームの基本を知っておこう』 『スクワットのフォームによって筋肉の活動が異なる理由』 これに対して、ベンチプレスのフォームは、トップでバーベルが肩関節の真上に位置するようにし、ボトムで肩関節や肘関節に生じる